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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

【格差社会】誇れる学歴も、輝かしい経歴もない人間が社会でどう戦っていくのか?

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周囲への劣等感 

社会に出て思ったことは、高学歴の人や帰国子女などの多さです。

たまたま気合と根性だけで、大企業という環境に身を置いているからかもしれませんが…

 

また一方で、思ったことはそのような素晴らしい経歴のある人だけが、出世しているわけでもない。ということです。

 

 

でも、その違いはなんだろう?

それが理解できれば自分ももっと頑張れるハズ!

 

そんな疑問をもやもや感じながら働いてきました。

そして、その疑問についてドンズバで言及されている書籍がありました。

 

このムーギー・キム氏著の『最強の働き方』では、著者が世界各国のプロフェッショナルとともに仕事をしてきた経験をもとに「学歴・経歴」と「仕事の能力」の相関関係について詳しく語られています。

 

 

その中でも、僕のような周囲に対し「学歴・経歴」の面で劣等感を持っている人間にとって、学びと活力になるエッセンスをまとめました。

 

目次

 

結論:「学歴・経歴」≠「仕事の能力」

理由としては、それぞれを達成するために重要になってくる要素の違いです。

以下はあくまで、「それだけでなんとかなる」可能性が高いということを示しています。

 

・学歴=論理的思考

・経歴=恵まれた家庭環境

・仕事=主体性、自己実現欲求

 

優れた論理思考や恵まれた家庭環境など完璧に思える人なのに、仕事だけがイマイチになってしまう原因は具体的に、どのようなことなのでしょうか?

 

仕事の能力を決める3つの「違い」

 

マインドセットの違い

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マインドセットとは主体的な心構えです。

主体的な心構えとは、以下の二つの要素の掛け合わせで、成り立ちます。

 

起業家精神」×「目線の高さ」=主体的な心構え

 

このどちらかの要素が欠けてしまうと、どんな頭脳明晰な人でも、使われる人になってしまい、一流のビジネスパーソンへの出世の道は閉ざされてしまいます。

 

この要素をもう少し掘り下げてみていくと、このように分解できます。

 

起業家精神
  1. 主体的に動く
  2. 先見の明をもつ

 

「目線の高さ」
  1. 仕事の質にこだわる
  2. 危機感をもつ
  3. 期待を上回る

 

つまり、自分のやるべきことを自分で決め、会社に対して積極的に提案をしていく。

という姿勢が大切なのです。

 

会社を超えて業界トップクラスの売上を誇るという運転手さんに出会った。彼曰く「業績を上げている運転手は、皆が待つタクシー乗り場でお客さんを絶対に待っていない。自分の頭で考え、自分で駆け回ってお客さんを見つけてくる」とおっしゃっていた。

そして、「自分で考えて仮説を立て、その通りに業績が上がるのが楽しい」とも語ってくれた。こういう「主体的に考えている運転手さん」は、接客マナーにしても、スピードにしても、安全性にしても、すべての面で顧客満足が高い。

 

 

実行力の違い

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頭脳の高い人は、勉強に余念がありません。どんどんスキルを身に付けて、何か勉強していないと落ち着かないという状態の人もいます。

 

「意識高い系」等と揶揄されますが、意外とそのような人が社内において「迷える子羊」になってしまうケースが珍しくありません。

 

その理由は、実行力にあります。

どれだけ様々なスキルを身に付けても、それを本業でどう活かすのか。という視点がかけてしまうと、いつまでたっても考えを実行に移すことができないのです。

 

先に理論武装をして、やることを後から考えるのではなく、

とりあえず、直感を信じてやってみて、足りない部分を学習することで補っていく。

 

そのような、まず行動や実行ありきのスタンスがあるかないか、が仕事のできるできないを大きく分けるのです。

 

著者の友人で自分が納得できるホテルビジネスを始めるべく、ローザンヌにある有名な大学のホテル学科で学んだ人がいる。

彼はペニンシュラホテルとヒルトンホテルで修業したのち、INSEADMBAを取る途中でシンガポールのホテル王として有名な経営者と面談する機会があった。

そこでホテル王から、「いつもで勉強だけするつもりだ?」と言われて、頭を殴られたような衝撃を受けたという。それが、「いつまでも勉強ばかりしていたら、何も行動せずに勉強だけで終わる」ことに気づいた瞬間だったらしい。

 

自己管理の違い

 

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自己管理という日々の習慣を長い目線で、捉えると以下のようなことが見えてきます。

 

「自己管理ができる人」⇒何かにつけて厳格だから、思いつきや感情に流されて行き当たりばったりの人生にはならない。

 

「自己管理ができてない人」⇒動物的本能や欲望に導かれるがまま、怠惰で享楽的な人生を謳歌している。

 

この自己管理をさらに分解していくと、以下のような要素に分けることができます。

 

  1. 時間管理(睡眠時間の確保や行動の優先順位付け)
  2. 外見管理(服装や身だしなみ)
  3. 健康管理(適度な睡眠や運動習慣)
  4. 内面管理(ストレス管理と息抜きの時間確保)
  5. 成長管理(学習習慣)

 

時間管理一つとっても、一流の人は朝早くのミーティングに絶対に遅れないが、二流の人は月曜朝イチの定例ミーティングですら、不思議なくらい絶対に5分遅れてしまう。

たかだか5分の遅刻だが、そこには「何事も時間ぎりぎりにならないと動かない」という、ビジネスパーソンとして致命的な生活習慣上の欠陥があらわれてしまうのである。

 

 

まとめ

  • 仕事をする上では、学歴や経歴に劣等感を持たない。
  • 自分がやるべきことをもつことが大切。
  • それを日々の行動に転嫁していくことで、成功はついてくる。