なぜ、世の中の副業サラリーマンは「早起き」なのか?
皆さんは、朝4~5時の時間帯に起きていますでしょうか?
是非、一度起きてTwitterを開いてみてください。
すると、びっくりするくらいの数の朝活ツイートが、
タイムライン上に投稿されています。
- ブログ
- YouTube
- 読書
- プログラミング学習
- 語学学習
投稿している人は、フリーランスの方もいらっしゃいますが、
その多くは本業の傍ら、
- 副業をしているサラリーマンや学生
- 転職スキルを磨いているサラリーマン
等の方々が学習をする時間に充てているケースが非常に多く、
初めてそれを見たときは、衝撃的でした。
僕は朝がとても苦手で、
「毎日12時以降に就寝して8時以降に起床」という
生活スタイルが長年染みついている人間だったからです。
「早起きは三文の得」
という言葉は知っていましたが、ここまで多くの人が実践をしていることで、
「本当に早起きは有益なのか?」という疑問が強く湧いてきました。
そこで、参考にしたのが、
『スゴい早起き』という書籍です。
著者の塚本亮氏は、同志社大学を卒業後、ケンブリッジ大学院を修了し、
独立起業し、出版活動などを行っている一見、バリバリのエリートです。
しかし、高校時代は偏差値30代で学校停学も受けてしまうような、
かなりやんちゃな学生だったそうです。
そんな著者を変えたのが、まさに「早起き」だったということで、
その自身の経験と科学的根拠に基づく、早起きの凄さについて語られています。
僕自身が、夜型から朝型に変われたきっかけの本でもあります。
では早速、早起きについて考察を深めていきたいと思います。
早起きのメリット
集中力。
脳科学の側面からも朝の時間帯は、
「脳のゴールデンタイム」とも言われています。
つまり、人間の集中力が最も高まる時間なのです。
- 難解な物事の理解
- 文章の執筆
などの頭を働かせる事柄には、最も適していると言えます。
自己効力感につながる。
自己効力感とは、「自分に対する期待感」です。
朝早く起きて目標を達成してから1日が始まることで、
自分が1日をコントロールしているような感覚を得ることができます。
逆に、寝坊をしてしまい「もうこんな時間だ!会社に行かなきゃ…」
という鬱々とした気分で朝のスタートを切ることで、
1日の主導権を自分が握れない状態になってしまいます。
どちらが、今日という1日に活力を持って過ごせるかは明白だと思います。
高パフォーマンス体質になる。
「早起きをする」ということは、
睡眠時間を削るだけの根性論だけではできません。
しっかりと7~8時間の睡眠時間を確保しなければ、
その効果は発揮されません。
となると…
朝起きる為には、夜の何時までには就寝すべきか。
そして、就寝までに最低限はすべきことなにか。
ということが見えてきます。
その中で、当然ですが、ダラダラとネットサーフィンをしたり、
YouTubeを見る時間は削らなければいけない訳です。
このような生活リズムが、
高パフォーマンスな体質を生むのです。
早起きするためのメソッド
では、実際に早起きを実現するために、
生活の中で必要なことはどんなことなのでしょうか?
「身体」と「マインド」という2つキーワードから、
見ていきたいと思います。
身体を整える
早起きにおける重要なファクターは、体内時計の調整に関係するホルモンである
「メラトニン」です。
いい眠りを得るためには、メラトニンの動きが重要だと言われています。
身体を整えてメラトニンをしっかり分泌させて睡眠に入ることが、
翌朝のパフォーマンスに大きく影響するわけです。
そして、その為に生活習慣上で気をつけるべきポイントは、
以下の3つです。
- 寝る直前に入浴しない。
- 寝る直前にカフェイン・アルコールをとらない。
- 寝る直前にスマホ・テレビを見ない。
マインドを整える
良い睡眠に入る為には、自分自身の精神が安心・安定であることも、
生活習慣を整えることと同様に大切です。
不安や心配事を抱えていることは、
睡眠を阻害する大きな要因です。
これらの考え事が頭で堂々巡りしてしまって、
全く寝付けないという経験を持つ人は多いと思います。
しかし、これらの不安要素を取り除く方法があります。
それは、非常にシンプルですが、
吐き出すことです。
- 家族や友人に言葉にする。
- 心配事を紙に書く。
これらのことだけでも、心理状態は大きく変わります。
リトアニアの心理学者であるブルーマ・ツァイガルが提唱した
「ツァイガルニク効果」という有名な学説があります。
それによると、
人は「もうやったこと」より
「まだやっていないこと」の方が脳に残りやすいのです。
何かが気になって眠れないということは、
それが「まだできていない」という形で、
脳にインプットされてしまっているからです。
上記のような形でアウトプットしてしまうことで、
脳の記憶から切り離してしまうことが重要です。
考察
僕もブログを運営している中で、
早起きの習慣ができるようになってから、
アウトプットのスピードと質が大きく上がったことを実感しています。
(まだまだ未熟者ですが…)
また、「ブログを書く」という目標が大きな原動力になっていることも、
関係していると思います。
それにあたって、睡眠時間を確保することはかなり意識しています。
十分な時間が確保できないといまだに寝坊してしまうことも…
最後に個人的に、朝習慣づけていることは、
起きてすぐコーヒーを淹れるということです。
コーヒーの香りを嗅ぐことで、
脳がすっきり目覚め、「よし!今日もやるぞ!」という気持ちになります。