【女王の職場】男好きすぎるバリバリキャリアウーマン上司を持った時に気をつけるべきこと。
仕事一筋20年で、マネージャーを務めるバリバリなキャリウーマンな上司のもとで働いた時期がありました。
本当に仕事がデキる人で、仕事が早く、指示は明確で、社内での賞も何度も受賞していました。
しかし、彼女には気をつけなければいけない点がいくつかありました。
それは、無類の男好きという点です。
独身だった彼女は、毎晩のように仕事が終わるとお気に入りの男性社員をホストのように引き連れ、飲みに繰り出していました。
そして、ベロベロになるまで飲んでタクシーで帰宅するというのが習慣でした。
それでも、翌日はスッキリした顔をして誰よりも早くオフィスに出社している点は、
やはり女性でそこまでキャリアを積み上げてきただけはあるな。という感じでした。
また、男好きの反面、女性のことは大嫌いでした。
若くて可愛くて男性からチヤホヤされているような女子は大敵でした。
あと、結婚していたり、育児をしていて、仕事をファーストプライオリティにおいていない女性のことは、年齢に関係なく精神的な部分も含めて「オバサン」と呼んでいました。
当然、現在であれば普通にパワハラで訴えられかねない発言です。
そんな気性の荒い性格なので、部署の半分以上を占める部下の女性陣たちからは、
「魔女」のように恐れられていた存在だったのです。
幸いにも、男性部下という立場だった僕ですが、
男だからすべてが許されるということは決してなく、
たくさんの地雷を踏まない為のポイントがあったので、
この記事では、それについてまとめたいと思います。
- 【女王の職場】男好きすぎるバリバリキャリアウーマン上司を持った時に気をつけるべきこと。
- 1.上司との適切な距離感と関係性を保つ。
- 2.リアクションは大袈裟なくらいでちょうどよい。
- 3.不用意に女性社員と関わらない。
- まとめ
1.上司との適切な距離感と関係性を保つ。
自分の中で仕事とプライベートの線引きを決めておく。ということを意識していました。
自分の出世や仕事を円滑をするために、毎晩のように飲み屋を2軒、3軒とはしごして上司を家まで送り届けるという奉公をしている先輩もいました。
しかし、僕の場合はそんなことしたら、すぐに身体がもたなくなり、
本業にも支障が出てしまうだろうと思っていました。
かといって、毎回誘いを断り続けることができるほど、帰宅するための立派な理由も、
仕事の成果もあげていませんでした。
なので、
- 誘いを受けたら3回に1回は必ず参加する。
- 2次会は絶対いかない。
というマイルールを決めることで、上司との適切な距離感と関係性を保つように心がけていました。
2.リアクションは大袈裟なくらいでちょうどよい。
彼女は社内の賞を何度も取っているように、「評価されること」「目立つこと」が働く上での大きなモチベーションになっているタイプでした。
それは、普段の仕事の中でも同じで、
彼女が行った仕事の成果や結果に対するリアクションというのが、
後に降りてくる仕事内容にも大きく影響したのでした。
当時、僕は彼女が持ってきた案件に対して、
少し冷めた様子で、あまり興味なさげに反応してしまったことがあり、
しばらくの期間、仕事を干されてしまったことがあります。
一方、彼女とうまく仕事の関係性を築いている先輩は、
どんなつまらないことでも表情豊かに大きなリアクションをしているのを見て、
なるほどな。と思いました。
それ以降、僕は感情を捨て「馬鹿になる」ことも覚えました。
それは、本質的に正しいか正しくないかはおいて置き、
自分の仕事を円滑に回す為の手段としては有効に作用しました。
3.不用意に女性社員と関わらない。
彼女は女性が大嫌いです。
- 若くて可愛い女子
- 既婚女子
- 育児勤務女子
特に、これらの女性は完全に敵視していました。
(職場のほとんどの女性が該当しますね…)
男性社員が業務に関わるような会話でも、
そのような女性と楽し気に話している様子を見つけると、
鬼のような形相でこちらを睨みつけてくるのです。
そして、あとから女性だけを呼び出し、
「仕事中の私語は慎みなさい。」
「仕事に集中できてないんじゃないの?」
と詰め寄るのです。
そんなことがあると、職場の空気が最悪です。
彼女がいる時は、普通の職場コミュニケーションにも、
配慮、そして演技が求められました。
まとめ
今回ご紹介した上司は、コンプライアンス上完全にアウトなタイプです。
しかし当時は、現在ほど女性の管理職がおらず、
- 男社会の中で舐められてはいけない
- 働く女性として強くあらねばならない
という思いもあったのかもしれません。
彼女とは今はもう全く違う部署で仕事をしているので、現在の仕事のスタンスは、
おそらく昔とは違っているとは思います。
しかし、実際にこのようなタイプに人は、
ビジネスをする上では必ず出会う機会はあります。
偏見ではありませんが、中小企業のワンマン社長やフリーランスなど、
ある程度の腕力が求められる仕事においては、
「極端さ」や「わがままさ」というのは必要な人間性かもしれません。
このような「厄介な人」との避けられない仕事の場面で、
この上司との経験は全くのムダではなかったと思うこともあります。
もちろん、コンプライアンスに準じたみんなが働きやすい環境で仕事をできるのが、
一番だということは言うまでもありません。