上司から無視されていると感じた時の3つの可能性。
「上司に無視されている?」
会社に入社して間もない数年、年度や半期ごとに上司が入れ替わる環境の中で、職場での人間関係において何度かそんな不安に駆られることがありました。
僕は元々そこまでコミュニケーションが得意な方ではなかったので、上司とのコミュニケーションが不足していることで…
- 今後の昇進に響くのでは?
- 自分の仕事が評価されていないのでは?
- 自分は嫌われているんじゃないか?
こんなことばかり考えてしまい、全く仕事に集中できない時期を過ごしたことがあります。
しかし、入社して10年が経ち、自分も管理職というポジションについて、過去の自分を振り返って感じることは、そんな不安は全く持って杞憂であったということです。
先日、自分の部下にも、過去の自分のような不安を抱えている部下がいたことで、そんなことを思い出しました。
今回の記事では、そんな不安を解消する為の3つの可能性についてご紹介したいと思います。
上司とのコミュニケーションが不足してしまう3つの可能性。
忙しすぎて接点が持てない。
上司が忙しすぎる場合も、部下が忙しすぎる場合も、両方のパターンが考えられると思います。
仕事に追われている時というのは、どうしても接点を持つ人が「狭く深い」方向に偏りがちです。
例えば、社内のあるプロジェクトに追われている期間というのは、仕事の時間のほとんどを
同じプロジェクトに関わる人とばかり過ごしてしまうことが良くあります。
部下の立場であれば、そこに全力投球してプロジェクトを全うすることが最優先だと思いますが、上司の立場であれば、少し違います。
プロジェクトの進行と同時に、通常のマネジメントも仕事の中に含まれるからです。
「やらなければいけないこと」に甘えて、部下とのコミュニケーションを怠ってしまうというのは、上司の責任だと思います。
興味関心が合わない。
仕事の人間関係は、業務上のみものと半プライベートの2種類があると思います。
半プライベートとは、共通の趣味や関心事でつながりを持っていたりする場合です。
このようなものがあると、業務上の接点がなくても、顔を合わせる度に年次や役職を越えコミュニケーションを取る機会にもなると思います。
しかし、これは絶対持っておかなればいけないものではないと思っています。
無理に、上司の趣味に合わせて自分が好きでもない釣りやゴルフなどに時間を使ってしまうのは、むしろもったいないことです。
また、このような半プライベートな関係が強すぎる組織は、時にその関係性が足枷になり、決めるべき時に決断ができない。といった弊害もあるように思います。
なので、上司であっても、職場の中で本当に気が合う人とは、仕事とプライベートは完全に分けて関係性を築く意識が大切であり、気が合わず、業務上でも接点が持つことができていなくても、それはそれで「今はたまたま自分が関係する業務がないだけだ。」と割り切ることも必要だと思います。
むしろ信頼されている。
上司の立場からすると、どうしても問題を抱えた部下ばかりに目が行きがちな側面があります。
それ故、仕事を全うにこなしている部下に対しては、その安心感から「まかせておいて大丈夫」という気持ちになりがちです。
これも、一つの上司自身の甘えと捉えることもできますが、裏を返すと部下としては、必要以上に悩む必要はない。ということも言えます。
まとめ
最後に例外的なこととして、上司とのトラブルが生じた場合というケースがあります。
例えば、
- 上司から受けた注意に反抗してしまった。
- 会社に損失を与えるミスをしてしまった。
- ずっと自分の成果が上がらない。
仮にこのようなことがあった時の上司の対応として「コミュニケーションを取らなくなる」「無視をする」という行為は、強い立場から無言の圧力をかけるという意味でパワハラに当たると思います。
ほとんどのケースは、自分自身が神経質になりすぎていることに対して、少し気楽に捉えることで解消できる問題だとは思いますが、パラハラに関しては社内におけるガイドラインに従いつつしかるべき対応をするということも、自己防衛の一つの手段だと思います。