今週のお題「お風呂での過ごし方」は、僕にとって特に関心の高いテーマだ。
サウナ目的で、週2回以上温浴施設通う生活を送っていると、お風呂を好きにならないはずがない。
だが、一言にお風呂と言っても、実に色んな種類がある。
・温泉
・薬泉
・炭酸泉
・水風呂
・白湯
・不感湯
・ジェットバス
・バイブラ
それ以外にも、あらゆる種類のお風呂が存在し、それぞれに入浴の仕方が異なる。
今回の記事では、「一般的な家庭において、湯を沸かすだけ」という最もシンプルな条件で、お風呂の時間を楽しく過ごす方法について書いてみたいと思う。
それは、タイトルにもある通り、「温冷交代浴」という入浴の方法だ。
文字通りの「温かい」と「冷たい」の繰り返しである。
では、具体的にどのくらいの温度で、何回くらい繰り返すのがよいのか?について僕の感覚値も含めて説明したいと思う。
温冷交代浴の3ステップ
温める
39~41度前後の湯船に10分前後半身浴を行う。
何もせず、半身浴で10分というのはわりと長いので、スマホでYouTubeの10分前後の動画を見るのが基本スタイルだ。
僕の場合は、額からじんわり汗が出てくるのを感じられるのが、湯船を出るタイミングだ。
冷やす
シャワーの温度を最低まで下げ、冷水を頭から浴びる。水温は、20~25度だろう。
地域や季節にもよるが家庭用のシャワーはそこまで低い温度に調節できないので、身体の火照りがなくなるまで、1~2分間しっかり冷やしていくのがポイントだ。
休む
身体を冷やしたら、また温かいお風呂へ。といきたいところだが、ここでいったん身体をしっかり拭いて、ベランダなどに椅子を用意して休憩をしてほしい。
外気を浴びながらの休憩は、最高に気持ちがいい。10分くらい、なにもせず、なにも考えず、最高のリラックスタイムを過ごす。
ここまでの3ステップを3セット行うのが、僕のすすめる「温冷交代浴」だ。
温冷交代浴の効果
温冷交代浴によって僕が実感している効果は、疲労回復や不眠解消などだ。
これには、「自律神経」という神経系が大きく関係している。
自立神経とは、身体の働きを調整する神経で、交感神経と副交感神経から成り立っているものだ。
交感神経とは、主に興奮を伝える神経で、入浴による体温の上昇や冷シャワーによる体温の低下などで活発化する。
副交感神経とは、交感神経とは逆に休憩や睡眠によりリラックス状態入ることで活発化する。
温冷交代浴によって上記の交感神経と副交感神経がほぼ同時に活性化され、自立神経の調整が促進されるという、非常に珍しい事象が起こるのだ。
実はこれ、サウナと水風呂の交代浴によって得られる効果を、そのまま風呂とシャワーに置き換えた考え方なのである。
まとめ
僕らの日常において完全にオフラインな状態にいるということ自体が珍しくなってきているように思う。それは、便利である一方で、常に一定のストレスがかかり続けていることと同義だ。
だからこそ、あえてオフライン状態をつくりだせる、サウナやキャンプ、そして映画館などの日常を離れた場所が新しい価値を持ち始めているのだと思う。
毎日の日常生活の中に、少しでもオフライン状態を取り入れる。そのための、一つの方法が温冷交代浴なのではないかと思う。
まだ、試していない方は、騙されたと思ってぜひ実践してみて欲しい。