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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

【ハラスメント問題】パワハラにあってしまった時、メンタルを安定させるための3つの方法。

 

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「昔はこんなもんじゃなかった。今は甘くなったもんだよ。俺が入社した時は~」

と会社の上司たちは、過去の怒られ自慢が大好き。

 

これだけ、パワハラモラハラが社会問題化しているのに、それを武勇伝のように語る人間はまだまだ多いますよね。

 

実際のところ、ハラスメントに対してリテラシーを持っている人は、少ないってことですよね。心のどこかで、自分も理不尽な思いをして成長してきたのだから、必要なことだって思っている人もいるかもしれません。

 

 

でも、ぶっちゃけそれは違うでしょ。

と僕は思っています。

 

その1つの理由は「外部環境が全然違う」ということです。

 

昔は、頑張って理不尽なことでも耐え抜いたら、日本の経済基盤がしっかりしていたからその分の見返りがあった。

 

しかし今は?大手企業でも、来年自分の会社が存在しているかどうかもわかりません。そんな不安定な中で、理不尽に耐えながら会社に対しての忠誠心を高く保つことは非常に困難です。

 

では、理不尽から逃げて、会社への忠誠心も捨てるべきか。というと、それも違うと思います。

 

僕の考えは、ある程度の理不尽に耐えつつ、会社への忠誠心はほどほどに、あとは自分の好きなことをやる。というのが、持論です。

 

真っ白なホワイト企業に勤められるのは、本当にごく一部の人です。

会社にもよると思いますが、大なり小なりの理不尽はあると思います。

 

誰が聞いても明らかに会社に訴えるべき重度のものは別として、その他のものは、「自分がパワハラだと思ったか」が主な基準と言われています。なので、同じ言動でも受け手によってパワハラにもなりうるし場合もあるし、ならない場合もある。

 

残念ながら、今の日本の会社では、その曖昧なレベルのものを訴えた場合、左遷やジョブアップの道が断たれる等、逆に自分の首を絞めてしまう結果になることも少なくありません。

 

なんでもかんでも真に受けて、悩んだりしてしまうのではなく、悩むことで「自分の時間が会社に奪われる」という危機感を持つことが大切だと思っています。

 

その為には、まず自分のメンタルを整えるというのが、ハラスメント撲滅に奮闘するという行動よりも、有効ではないでしょうか。

 

それでは、メンタルを整える3つの方法について解説します。

 

①ターゲットにならないスタンスを貫く。

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パワハラをしてくる先輩、上司の目線に立ってみると、パワハラする相手のことを何かの法則や条件で意図的に決めているわけではないと思います。ちょっとした、なんか気に食わない、なんかちょっと気に障る、という動物的感情から生まれるコミュニケーションの齟齬が、ハラスメントを生んでしまうのではないかと思っています。

なので、第1に考えるべきことは、そういった相手のターゲットにならない。ということが大切だと思います。

そのために、確立すべきスタンスとしては…

  • 怯えを見せない。
  • 平身低頭。
  • 仕事レベルを上げる。

 ②相手の靴を履く。 

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この言葉は、イギリスのことわざです。「in someone’s shoes」

相手の靴を履くとは、その人の靴を履き、その人の歩き方で歩き、その人の目線からものを考え、行動すること。つまり、その人自身になりきることを意味します。

 

これの意味することは、観察力をつける。ということです。

自分に害をもたらすであろう人間がどんな行動や嗜好を徹底的に知ることで、あらかじめリスクを想定するということです。

 

 ③精神のメンテナス

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自分のスタンスを確立することも、相手を必死に観察することも、とても体力・気力を使います。

体を休めるのは当然ですが、仕事から解放されて精神的な充足感を得ることで心を休めてメンテナスすることが大事です。

一番有効なのは、ランニングやヨガなど体を動かすことだといわれています。

 

まとめ

・ほとんどの会社では、理不尽に耐えるスキルはいまだに必要。

・悩みすぎで、時間で奪われるのは禁物。

・スタンス確立⇒相手の観察⇒メンテナスのサイクルを回す。

 

参考書籍:『世界一打たれ強い働き方』