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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

自己成長のための「記録」

自己成長のための「記録」

 

年齢を重ねる程に、時間の経過を感じづらくなる。1年という単位が驚く早く過ぎていく。

 

その一方で、自己成長のスピードというものは、時間の経過の早さに反して変化に乏しいようにも感じる。

 

社会人になり積み重ねたスキルというのは、どんな職種や人であれ、一朝一夕に身に付けることができるものでないし、また、瞬時に不必要になるものでもない。

 

だからこそ、一定の年齢にまで達して、かつ自分も周囲も一定のスキルを身に付けたフェーズにおいては、何か新しいものを得ようとしても、そう簡単には満足できる成果が得ることができないように思う。

 

常に周囲には、自分を遥かに凌駕する人々がたくさんいるからだ。

そんな人たちを目の当たりにすると、すぐに自信を喪失し、自分のテリトリーに戻ってしまう。これは、人間心理として仕方ないことだと思う。

 

だが、そのような人生は果たして充実しているだろうか?

自分はそうは思わない。では、どうするか?答えはシンプルだと思う。

他人と比較することをやめ、自分なりに満足する形で成長を感じればよいのではないだろうか。

 

人生における充実度を決めるのは、他人ではなく自分でしかない。

そして、その重要なファクターが自己成長だと思う。

さらに、その自己成長を促進するために必要なアクションが「記録」だと思っている。

だから、僕は「記録」ということをとても大切にしている。

 

僕自身、昨年から筋トレを始めた。

継続して1年が経過しているが、見た目が大きく変わってマッチョになったかというと、決して、そんなことはない。

 

しかし、充実感を持って継続はできている。その理由は記録をしてきたからだと思う。

 

筋トレによって最終的に目指したいのは、彫刻のようなボディだが、ちょっとやそっとのトレーニングでは、全く達成はできない。

 

いつまでもお腹の脂肪がたるむ自分にげんなりしてしまう。

しかし、よくよく記録を見返してみると、前の月よりも重いダンベルを持ち上げることができるようになっていたり、腹筋のメニューをややハードにしてもこなせるようになったり、微妙な上昇変化が見られるようになる。

 

これは、他人からしたら全く価値のないことのように思えるかもしれないが、自分にとっては大きな価値となる。

 

この「できなかったことができるようになった」という感覚は、非常に見過ごされがちだが、実際の目標達成以上に重要な心理的変化をもたらすと感じている。

 

これが、記録を取って可視化することの重要性だと思う。

 

さて、今年も筋トレは継続する一方で、新たにゴルフも始めた。

現在は、全くお話にならないレベルだが、それでも自分のできることできないことを記録することを意識している。

 

そうすると、1週間単位でも微細な変化が見られるものだ。

その変化を見逃さず、継続のモチベーションにしていくことで、必ず自分の目指すレベルに近づいていけると信じている。

 

このフレームは、筋トレやゴルフに限らず、様々な面で応用ができると思う。

とにかく、時間が過ぎるのは早い、そして「現状の自分」はすぐ忘れてしまう。

だからこそ、常に記録をとって過去の自分と現在の自分を正しく認識することを忘れてはいけないと思う。