【人間関係攻略法】職場のモンスター社員と向き合うためのメソッド。
もう顔も見たくない!
会社勤めで仕事をしていたら、そんな嫌なヤツの一人や二人は必ず周りにいますよね…
そして、多くの人はこんな風に自分に言い聞かせているのではないでしょうか?
「会社で働いてる限りそういうメンドくさい人間関係って避けては通れないのはわかってる。でもだからといって、その為に会社を辞めて転職をするなんて馬鹿らしいし…
うん。そうだ!余計なことは考えず、とにかく仕事に集中しよう!」
でも、ちょっと待ってください!
本当に仕事に集中することが問題の解決になってますか?
恐らく…なってないんですよね。
なぜなら、会社の対人関係における、嫌なヤツって大体が、普段から密接に関わらざる得ない直接の上司、部下、同僚だったり、かなり距離が近い場合が多いんじゃないでしょうか。
物理的距離が近い中で、心理的な距離だけを遠ざけるのってめちゃくちゃ負荷がかかることこの上ないはずなんです。
だからこそ、対人関係における自分なりの防御策を持っておくことが、仕事をうまくこなしていく上で、身に付けておくべきスキルの一つだと思っています。
では、その防御策とはどのようなものなのか。
相手のタイプ別で解説していきます!
相手のタイプを知る。
会社であるあるの3タイプ。
- 自己中心タイプ
- 真面目過ぎタイプ
- メンタル不安定タイプ
それぞれの特徴と対応を見ていきます。
■自己中心タイプ
<特徴>
- 自信過剰
- 傲慢
- 思いやりのなさ
⇒世界は自分を中心に回っていると思っているような方です。
なので、自分とは異なる正義を持っている人や、自分にとって都合の悪い人を排除しようとするマインドがとても強いです。このタイプの人は、なにかしらの成功者である場合が多いのですが、一方で失敗を知らない為、一度の挫折でもなかなか立ち直れずメンタルを病んでしまうといったこともあります。
<対応>
このタイプの人との人間関係上のトラブルを避けるためには、とにかく褒めまくること。それが、重要です。第3者から見たら明らかに相手をバカにしているみたいな度の過ぎたお世辞でも、このタイプの人は大喜びなんです。決して、否定をせず何事も肯定的に受け止めてあげることが最大の防御です。
また、自分の部下や年下がこのタイプの場合、ただ褒めたたえて野放ししておくだけでは、成長はありません。自分が上の立場を利用して「特異な存在」として、多少のいじりも交えながら、周囲の注目の集まるポジションを作ってあげることで、無意味な下からの突き上げを回避することができます。
■真面目過ぎるタイプ
<特徴>
- 完璧主義
- 融通がきかない
- 勤勉
⇒どんなことでも、完璧にやり遂げようという意思に強い人です。
けっこう日本人に多いタイプではないでしょうか?完璧主義や勤勉さは、仕事を進める上で必要なことでありますが、それがアダとなり効率が悪い人というレッテルが張られている可能性もあります。そして、このタイプは現状維持や前例主義を非常に大事にするので、何か新しいことを始めようという場面での抵抗勢力になりえます。
<対応>
このようなタイプの人を敵に回すと意外とメンドウです。
その為の対応としては、まずこちらから相手の仕事のスタンスややり方、こだわっている部分等を聞いてあげることです。その上で、こちらからの提案を投げかけることがトラブルを避けるポイントです。そうすることで、変化に対するストレスを軽減させてあげることができます。また、メンタル面は比較的強いゆえに、抱えすぎてしまうという欠点もあります。部下がこのようなタイプでしたら、まめな目標に対する進捗確認等をしてあげることで、たまりにたまったストレスで急に会社にこなくなってしまうということも避けられると思います。
■メンタル不安定タイプ
<特徴>
- 自己否定
- ある程度の距離ではいいひと
- 過剰反応
⇒とても自己否定感が強く、また人に見捨てられることに強い恐怖心を持っている人です。
自分には何の価値もないという思い込みもありとても謙虚で、普通に仕事をしている分には「いい人」という印象を抱かれる場合が多いです。しかし、見捨てられることへの恐怖心が強すぎて距離を詰めていくと、徐々に不安定な気持ちの変化によって相手への要求を強めていきます。そんな過剰反応も、一つの特徴です。
<対応>
とにかくある程度の距離感を保ち続けること。これに尽きます。
個人的に相談に乗ったりしてしまうことで、相手の方から急接近してくるのです。
そこで、相手に対する配慮を欠いた行動をしてしまうと、「もう私は見捨てられてしまった」と過剰反応をして、パワハラやモラハラの噂を流される等…社内の大きなトラブルになりかねません。くれぐれも、節度ある距離感を保たなくてはいけません。
まとめ
- 人間関係トラブルの最大の防御策は、相手を知ること。
- 仕事上の人間関係は遠すぎず、近すぎず。適切な距離感を見極める。
- 相手によって、自分を顔を変化させるふてぶてしさを持つ。
参考書籍:『働く人のための精神医学』
- 作者:岡田 尊司
- 発売日: 2013/04/17
- メディア: 新書