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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

【コミュ力】人脈がすごすぎる上司から学んだコミュケーションにおける3つのコツ。

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コミュ力】人脈がすごすぎる上司から学んだコミュケーションにおける3つのコツ。

 

  • どこに行っても知り合いがいる。
  • 常に電話が鳴りっぱなし。
  • 電話帳やSNS友人の数のケタが違う。

 

そんな人っていませんか?

 

過去の上司にそのような人がいました。

 

僕はそんな状態には少しストレスを感じてしまうタイプですが、

ビジネスの現場では、そのような顔の広さはとても有効に作用します。

 

やはり、何かアクションを起こす時に、何も知らない人よりも、

ある程度仲良くて知っている人の方が、協力してあげようかな?

と思ってしまうのが人の性です。

 

僕の上司は、そのような人の持つ性質をとてもよく理解していて、

自身の持つ広い人脈を活用しながら仕事をこなしていました。

 

その上司と一緒に仕事をしながら学んだ、コミュニケーションのコツについてまとめてみました。

 

1.絶対的なコミュニケーション量が多い。

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まず、大前提として言えるのが、

コミュニケーションの量の多さです。

 

部下の僕らは「お散歩」と称していたのですが、

僕らの上司は、毎朝出勤すると必ず他の部署に出向き立ち話をしに回っていました。

 

新入社員やアルバイト、たまたま来社している他社の営業マン、

果ては役員まで、誰とでもフランクにおしゃべりしていました。

 

朝イチは、様々な決済や商談、確認事項も多く慌ただしいのに、

何をのんきにフラフラしているんだ。というやっかみも込めて「お散歩」などと

言っていたのです。

 

しかし、この「お散歩」によって、他部署との間で発生していた認識のズレが発覚し、

大事故を防ぐことができたり、

 

社内で共有されていない成功事例を発見し、

自分の部署でも活用を進めることができたりと。

 

「お散歩」がとても有益な情報収集の場であることが徐々にわかってきました。

 

そして、上司が雑談だけをする時間をわざわざ確保している理由がなんとなくわかりました。

 

もちろん、ただくだらない話だけをすれば良いということではなく、

的確に情報を聞き出す「質問力」にも優れていたと思います。

 

そんな上司のキラーワードが、

「最近どう?」

という質問でした。

 

Yes/Noで答えられないオープンクエスチョンで、

相手の言葉を引き出して、そこから会話を展開しているのが印象的でした。

 

そうするとで、会話の主体に相手。上司は聞き役。

という構図を自然に成り立たせているのもポイントだったと思います。

 

2.顔と名前は必ず覚える。

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僕が上司と一緒に仕事をしていて、

一番衝撃的だったことが、人の顔と名前の記憶力でした。

 

一度、話した人の顔と名前は絶対に忘れないという超絶スキルを持っていました。

 

「なんで、そんな覚えていられるんですか?」

と一度、質問をしたことがあります。

 

そこで、教えてもらったのは、

「自分がよく知っているものと結びつけて覚えているんだ。」

ということです。

 

上司の場合は、

  • 相手の住んでいるところ。
  • 相手の好きな食べ物。
  • 相手のファッション。

 

確かに、初対面の相手と話すときは、

いつも、電車の路線やよく行く飲食店の話で盛り上がったり、

相手のファッションを褒めている場面も多く見ていました。

 

そのような何気ない会話も、

「顔と名前」を記憶する為の一連のプロセスとして行っていたのだな。

と感じました。

 

そして、「顔と名前」を記憶するという効果は、

初対面だった相手と二度目以降に会った時に最も効果を発揮します。

 

「こんにちは」と普通に挨拶した時と、

「〇〇さん、お久しぶりです。」と名前から呼んだ時とでは相手のリアクションが全然違うのです。

 

やはり、名前で呼ぶことで信頼感や親密感が数倍も上がっているのです。

 

そして、「最近どうですか?」といういつもの質問に対しての答えも、

相手の方からどんどん話してくるという状況を作りだしているのでした。

 

3.定期的なコミュニケーションを怠らない

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ビジネスにおける人間関係では、基本的にお互いが達成すべきミッションを終えたら、

そこで関係性が途切れてしまう場合が多いです。

 

しかし、上司の場合は、特にミッションが存在しなくても、

関係性が継続させる為の定期的なコミュニケーションを意識していました。

 

その一環が、コミュニティをつくる。という方法でした。

 

過去にプロジェクトを一緒に行ったチームメンバーや、

同じ趣味を持つ人たち。

 

このような人達を上司が中心になって定期的に集め、

また、そのコミュニティから新たなプロジェクトが生まれるという好循環ができあがっていました。

 

まとめ

コロナショックにより、ビジネスもリモート化が加速し、

リアルの場で人と会うという場面も減少している昨今です。

 

しかし、オンラインの場でも、人間のコミュニケーションにおける本質的な部分は、

大きくは変わらないのではないかと感じています。

 

また、分散化が進むビジネスの現場においては、

ますます「つながり」というは大切になってくる要素だと思います。