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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

行きつけの店を持つということについて考えていること。

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行きつけの店を持つということについて考えていること。

「店の常連になる」・「行きつけの店を持つ。」

ということを僕は社会人になって意識するようになりました。

 

理由は、自分がサービス提供者という立場に立った時に、

顧客が自分たちのサービスを良いと思ってくれると伝わる最もわかりやすい指標は「利用頻度」であり、そしてより良いサービスを提供しようと思ったり、より鮮度の高い情報を届けて大切にしたいと思うのは、「利用頻度の高い顧客」だと強く感じます。

 

自分も一消費者として、どこかのサービス提供者にとっての大切な顧客になることで、様々なメリットがあるだけでなく、自分にとって学びの機会を得ることができると思ったからです。

 

一媚びたり贔屓することで、自分にだけ有利なものを得ようとするといったことではなく、サービスの提供者と利用者としての関係性を構築することで、どんなものが生まれるのか。ということについて考察したいと思います。

 

選択肢が減ると時間が生まれる。

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僕の場合は、行きつけの美容院と担当者は完全に固定しています。

そうすることで、様々なムダな選択肢を減らすことができます。

 

例えば、美容院などは無数に存在し、どこの店舗でも初回サービスクーポンなどを発行しています。

散髪をするたびに店舗を乗り換えて、初回クーポンを使って安く済ませようというコスパ重視の考え方もあります。

 

しかし、店舗を検索したり、クーポンごとの割引内容を比較するのは、意外と時間がかかります。また、ハズレの店を引いてしまい、後から後悔するという場合もあります。

比較の時間コストと、自分にとって納得のいかない髪型で過ごさなくてはいけない日々は、

金額では測れません。

 

そう考えると、決して安くなくても、確実に自分が納得のいくサービスを提供してくれる美容室で、「いつもと同じで」と伝えるだけの方が、圧倒的に時間と効果の面では効率が良いと考えています。

 

視点が広がると新しい楽しみが生まれる。

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毎年必ず一回訪れる箱根の宿があります。

 

そこまで高級な宿という訳ではありませんが、

学生時代の卒業旅行で訪れ、サービスや環境ともにとても心地良かったことが印象に残っていて、そこから毎年のように通うようになりました。

 

同じ宿でも、訪れる季節によって楽しむことができる風景や料理が変わって、毎回新鮮な気持ちになることができます。

 

毎年違った場所へ行って、新たな刺激を受け続けるという楽しみ方も大いにありだと思いますが、同じ場所に何度も訪れることで感じることができる変化を楽しむことも大切にしていきたいと思っています。

 

人間関係が深まることで学びが生まれる。

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毎月や毎年のように同じ場所に通っていると、

お互いに顔を覚えて、よりプライベートな会話をするなど心理的な距離が縮まります。

 

そうした関係性の中で聞くことのできるサービスに対するこだわりや、仕事の中での苦労話などはとても多くの学びがあります。

 

また、あくまで一利用者としての立場はわきまえなければいけませんが、多少の融通もきかせてくれます。

 

まとめ

サブスクなどのオンラインにおけるサービス提供者と利用者のつながりが、世の中的にもこれからは増えてくると思います。

 

しかし、一方でオフラインにおけるある意味泥臭い関係性も両軸で大切にしていきたいです。

 

しかし、今後はオンラインでもそのような泥臭い関係性をどうやって構築していくかが、サブスクなどのサービスの課題になってくるのではないかと感じています。