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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

仕事を前進させる為にやめるべき3つのチェックリスト

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仕事を前進させる為にやめるべき3つのチェックリスト

 

会社組織に存在するのは、この3種類の人間だけではないだろうか。

 

  1. 仕事を前進させる人
  2. 仕事を停滞させる人
  3. 仕事を後退させる人

 

もちろん、組織の構成員すべてが仕事を前進させる人であれば、それは最高の組織だと言える。しかし、実際に会社で働く中では、一見「仕事を前進させている」ように見える人はたくさんいても、本当の意味で「仕事を前進させる人」というのは、極めて少ないように思う。

 

本当の意味での仕事の前進とは、何かしらの行動の計画や実行を行うだけではなく、それによって最終的な利益貢献をもたらすことに他ならない。

 

僕の経験上、組織における上記の3種類の人間のおおよその内訳はこうだ。

 

  • 仕事を前進させる人⇒10~20%
  • 仕事を停滞させる人⇒60~70%
  • 仕事を後退させる人⇒20~30%

 

では、仕事を前進させる上位10~20%の人はどんな仕事の仕方をしているのか?

 

この記事で語るのはあくまで、僕が考える自分の身の回りにいた上位10~20%社員の働き方を見て感じた私見だが、恐らくどんな業種・業界でも共通している点が多いのではないかと思う。

 

しかし、それは彼ら彼女らが決して特別なことをしているということではない。

 

むしろ、普通の人が簡単にスキップしてしまうような地味で、些細なポイントに対して愚直なほどに向き合っているということが言える。

 

そして、逆説的だがその為には、新たなことをスタートさせるのではなく、今までしてしまっていたことを「やめる」という行為が大切なのだと思う。

 

それでは、仕事を前進させる為にやめるべき3つのチェックリストを早速みていきたいと思う。

 

「経験に頼ること」をすてる

過去の経験が生きるシーンは、仕事のみならず日常生活においても、たくさんの場面であるように思う。

 

経験があることで、物事を素早く効率的にこなすことができるからだ。

 

しかし、経験に頼りすぎることは同時に危険性もはらんでいる。

それは、自分で考えることや新しい挑戦をやめて保守的になってしまうことだ。

 

例えば、かつて技術大国と呼ばれた日本も、いまやIT分野においては世界と比較して大きく遅れをとっている。

 

その理由は、まさしく日本の電機メーカー各社が機能性を高めるためのアナログ技術の経験に頼りすぎて、デジタル技術へのシフトに二の足を踏んでしまったことが最大の理由だ。

 

「プライドを持つこと」をすてる

誰もが実績や経験を積むほど、一定のプライドを持つようになる。

 

仕事において実績も経験もない初期の段階は、自分が知らないことを正直に「わからない」というのは、たやすいことだったはずだ。

 

しかし、後輩や部下ができてくるにつれて、徐々にそれが聞きづらくなってくる。

 

何かを聞くにしても、プライドが邪魔をして、聞くのが億劫になってくる。

そのうちわかっているフリをするようになってしまった日には最悪だ。

 

一方、仕事を前進させる人は、部下や後輩であっても、相手がやっていることを自身で100%理解できるようになるまで、プライドは捨て事細かく質問をしていく。

 

「ミッション達成の満足感」はすてる

仕事というのは、個々のミッションの連続だ。

また、個々のミッションというのは、会社全体の大きな目的から派生したものだ。

 

この全体像は意外と忘れがちである。

多くの人は、「自分に与えられたミッションの達成」それそのものが目的となってしまっているように思う。

 

しかし、実際に会社や組織という大きな視点から見た場合に、目的ではなく、1つの手段なのだ。

 

その視点を持っているか、持てていないかが最も現れる行動は「振り返り」である。

「振り返り」をすることで、ミッション達成という結果から次にすべきことも同時に見えてくる。

 

その繰り返しこそが、まさに「仕事を前進させる」ということなのだと思う。

 

最後に

ここまでチェックリストを書いてみて思うことは、「仕事を前進させる」為に必要なことの人物像的な共通点は、「謙虚さ」や「屈託なさ」というシンプルなところに落ち着くように感じた。

 

つまり、どんなポジションや経歴を得たとしても「初心忘るべからず」というものが、仕事に広がりを与えてくれるのではないだろうか。