seiblog

30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

試験で手応えと結果を一致させるために僕が大切にしている3つのコト。

f:id:seiburo:20220116085048p:plain

試験で手応えと結果を一致させるために僕が大切にしている3つのコト。

 

現在、センター試験がされているニュースを見て、ふと自分自身の「試験」というものに対して向き合い方について思い出した。

 

高校や大学の入学試験、会社の入社試験、昇進試験…

これまでたくさんの試験を受けてきた。

 

試験においては、ほんのわずかな合格と数多くの不合格、その両方を体験してきた。

 

その中で、僕が得ることができた感覚がある。それは、「手応え」から「結果」を予想する感覚である。

 

僕の場合、自分の感覚値で「手応えがある」と感じた試験での、合格率はほぼ100%に近い。また逆に、自分自身で手応えを感じることができなかったり、いまいちそれがわからなかった時の、合格率はほぼ確実に0%。まぐれはない。

 

このようなことは、至極当たり前のことかもしれないが、自分の行動を客観的・俯瞰的に測るという意味では、非常に大切なスキルだと思っている。

 

仮に、全くダメダメな内容にも関わらず間違った手応えを感じてしまうようなことがあると、それは現実の結果に気づくまでに時間がかかり、軌道修正にとりかかるタイミングに大きく遅れをとってしまうということもあるだろう。

 

今回の記事では、僕自身が試験において合格の手応えを得るために大切にしている3つのポイントについて紹介したいと思う。

 

事前の評価を獲得しているか?

どんな試験でも、模擬試験や過去問というものが存在する。

厳しい言い方かもしれないが、事前演習の段階において、「これなら誰から見ても合格点だろう」という評価を得ることが最低条件であると言える。

 

なぜなら本番の試験というのは、本来のポテンシャルからの引き算だからだ。

当日に襲い掛かってくる焦りや緊張感、体調不良などそういったものを差し引いても、合格ラインに留まることができるくらいの事前準備が必要なのだ。

 

もちろん、プレッシャーを味方にするという考えも否定するわけではないが、それは本当に最後の最後に万全の準備をした上で出てくるというのが正しい使い方だろう。安易に、それをプラス要素として勘案してしまうことは、完全な間違いだと思っている。

 

そして、なによりこのような試験でまぐれ合格してしまった場合には、後から不幸になるのは実は合格してしまった本人に他ならない。

 

予期せぬ合格により、学校や仕事において自らのキャパシティ以上の負荷をかけ続けられるというのは、本当に望む幸せとは言えないだろう。

 

複数回挑戦しているか?

「1発合格」というのを僕は、どんな試験においても経験したことがない。

もちろん、高い能力を持っていてあっさりと試験を合格してしまうという人もいるだろう。

 

しかし僕の場合は、何度も失敗を繰り返すことによって、徐々にステップアップしながらでしか、合格という道にたどり着けないタイプだった。

 

大学受験における高校3年春の模試の結果は惨憺たるものだった

就職活動も10社以上連続で1次試が不合格という結果だった

昇進試験も社内史上まれにみる最低得点を出したこともある

 

だが、その中で得たこともある。それは、自分にとっての課題認識だ。

失敗の回数が重なるほど、課題ははっきりと見えてくる。試験とは、あくまで人が作ったゲームのようなものだ。

 

だからこそ、課題を丁寧に一つ一つクリアしていくことで、面白い程評価や点数の向上に直結するのだ。そして、それが手応えの精度に繋がっていくのだ。

 

合格者のレベルがわかっているか?

合格ラインの解像度を上げるというのは、非常に重要なことだ。

 

筆記試験であれば、合格者が出題範囲に対してどの程度の理解をしていて、その為に必要な勉強時間はどのくらい確保しているのか?

 

面接試験であれば、合格者がどんな趣旨の発言をしていて、それが面接官にどのように響いているのか?

 

そのような具体的な情報を仕入れることで、現状の自分と目標とするゴールまでの差分を知るということで、必要な努力内容や量がよりクリアになるというメリットがある。

 

また、合格者のマインドをよく知ることや所作を観察したりすることは、意外と本番でのとっさの対応で活かされる場合がある。

 

例えば、全く未知の問題が出題された時や、予想しない突飛な質問などをされた場合も、頭が真っ白になるのではなく、落ち着いて合格した彼や彼女たちだったら、どう考えるか?どう切り返すか?という思考に転換できればこちらのものだ。

 

まとめ

ここまで様々なことを語ってきたが、試験での手応えの精度とは、その努力量に比例するのだと思う。

 

これはビジネスでも同じで、努力と時間を費やせば費やすほど、どんな商品だったら売れるのか?売れないのか?という商売感が鋭くなっていくのと同じことだと言える。

 

愚直で泥臭いかもしれないが、挑戦・失敗・改善というこのPDCAサイクルは、どんな物事においても不変なものだと思う。