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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

【集中力、無駄遣いしていない?】サラリーマンブロガーなりの集中力との正しい向き合い方。

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【集中力、無駄遣いしていない?】サラリーマンブロガーなりの集中力との正しい向き合い方。

 

「90分」

 

これは、人間が1日に集中できる限界の時間であると言われている。

加えて、1日の中で起きてすぐの早い時間帯ほど高いパフォーマンスを発揮できる。

 

その事実を知ったのは、このブログを立ち上げて数か月後だった。

そしてそこから1年程、僕は大きな間違いを犯してしまった。

 

その間違いとは、ほぼ毎朝の全集中力をブログ執筆に充ててしまっていたことだ。

当時はかなり気張っていて、ブログを書き終えるともうヘトヘトになっていた。

 

専業ブロガーで、それだけで一定の収入が得られるのであればいい。

しかし、そんな訳にはいかない僕の場合は、そのあと会社に出社しなければいけないのだが、1日中ぼーっとしてしまって、当時全く仕事にならなかったことを記憶している。

 

自分でも、朝の時間をもう少しゆっくり過ごせば、仕事の集中力を高めることができることはなんとなくわかっていた。

 

それでも、僕がブログに集中し続けた理由は、毎日ブログに向かい続けなければ、その情熱の糸が途切れてしまうと思いこんでしまっていたからだ。

 

ただその後、ブログを続ける中で何度かブログに対するモチベーションが大きく下がる場面もあった。その時に思ったことは、情熱の糸を適度に緩めることも大切であることだ。ある程度、力を抜くタイミングをつくる方が物事は長期的に続きやすい。

 

僕のブログに対する考え方に一つとして、「定年後も積み上げ続ける知的資産にしたい」という思いがある。そのような長期的な目線にたった時に、もう一度、自分自身の集中力の使い方を見直す必要があると思ったのである。

 

僕で見つけた黄金比

 

その比率は、「3(仕事):2(ブログ):2(空白)」である。

 

これは、1週間におけるそれぞれ毎日の最高集中タイムを何に配分するのか?
という比率である。

僕の場合は、週のうち3日は仕事に全力集中、2日はブログに全力集中、2日は趣味に全力集中といった具合だ。

 

もちろん、仕事の繁閑によってこのバランスは左右されるのだが、年間の平均をとった場合に、このバランスを目指している。

 

それぞれ、なぜそのような比率になるのか?という部分だけ簡単に説明したい。

 

仕事

当時の僕は、自分を成長させてくれるのは、本を読んだり、セミナーを受けること、そして、それをブログでアウトプットすることに尽きると思い込んでいた。

 

しかし、読書やセミナーの受講をすればするほどわかってきたのは、その内容というのは、あくまで「概念的な一般論」でしかなく、どれもおおよそ似たり寄ったり。

 

最終的な実践の能力は、そこまで身につかないということだ。もちろん、知識の習得が無意味と言っているのではなく、ビジネスにおいては、必要最低限の考え方さえ身に付ければ、あとは実践の方が大切になるという話である。

 

それは当たり前のことのように思えるが、ある時、仕事にフルコミットして初めて気づかされたことでもあった。なので、少なくとも週3回は朝から仕事に全力集中することで、新しい気づきもあるし、しっかりと仕事を回すことで、休日も休みやすくなるという好循環が生まれているように思う。

 

ブログ

以前よりフルコミットの機会は減らしているブログだが、決して手を抜いているわけではない。やはり、アウトプットというのは、集中力が高まっている時間にしかできないし、それ以外の時間だと効率が悪いように思う。

 

ただ、僕なりに工夫しているのは、集中力が高まっている時間をインプット時間に充てないということである。インプットは、ある程度のスキマ時間でもできる。そうすることで、以前は週7日で脳のゴールデンタイムをブログに使っていたのを、週2日まで削減できている。

 

また、そちらの方が、自分に対して「貴重な2日なんだ」というプレッシャーもかかるので、より時間あたりの集中力は高まってるように感じる。

 

空白

主に休日の2日間の使い方だが、この時間は「何も考えないことに集中する」ということを意識している。矛盾しているようにも思えるが、雑念を振り払い意識的に頭を空っぽにするというのは、意外と集中力が研ぎ澄まされていないと出来なかったりする。

 

僕の場合は、温浴施設に行き、炭酸泉に浸かったり、サウナに入りながら、この時間を過ごす。この時間は、仕事やブログを頑張った自分へのご褒美の時間でもあると思っている。

 

この時間をとることで、一気に脳がリフレッシュする感覚があるのと同時に、ふっと仕事で煮詰まっていた案件や、ブログで書きたいネタなどが舞い降りてくることもある。

 

自分の生活リズムに安定をもたらすという意味においても、意味ある時間なのだ。

 

まとめ

記事の冒頭には、ブログに全精力を使っていた時期や、読書の虫になっていた時期は、失敗だったと触れている。

 

しかし、思い返すとそのような一見ムダとも思える努力があり、そこで少なからず「執筆」や「知識」の下地が出来ていたからこそ、今があるという見方もできる。

 

何事も一朝一夕に効率化、最適化できるものではなく、失敗経験があるこそ、その先に工夫が生まれるものなのだと。自分でこの記事を書きながら、改めて感じさせられた。