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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

ブログ執筆における書く分量と伝わり方の相関性について

ブログ執筆における分量と伝わり方の相関性について

 

プライベートにおいてゴタゴタがあった9月は、ほとんどブログを更新することができず、そのままずるずると10月に入ってしまった。

 

そんな少しブログとは距離を置いた生活の中でも、少なからずブログについては考えを巡らせていた。その中でも、特に悩ましかったのが「文字数と伝わり方の相関性」である。

 

「伝わる」というのは、ブログの読者にどう伝わるか?はもちろんだが、自分にとってどれか響くか?残るか?吸収されるか?という意味合いもある。

 

今年の入ってからのブログは、更新頻度こそ多いものの、文字数は少なく、備忘録的な役割だけしか果たしていなかったように思える。

 

書くことで、紡ぎだせる可能性はもっとあるように思う。

しかし、文字数は多ければ多い程、伝わる訳ではないが、逆に少なければよいという話でもない。

 

自分の中での一旦の結論としては、「一定量の文字数」と「構成」そして「推敲」によって他人にとっても自分にとっても伝わりやすい文章というものが成立するように思う。

 

だからこそ、いまは更新頻度にこだわらない考えにシフトしている。

 

このように書くと軸がないように思われるかもしれないが、自分の状態に合わせてブログを書くスタイルも変えていければよいというのが持論だ。

 

一番勿体ないのは、自分で宣言したスタイルにコミットするばかりに、辟易したものを量産し続けることだ。また、それによって書くことそのものをやめてしまうことだ。

 

では、もう少しだけ踏み込んで、「一定量の文字数」とは?「構成」とは?「推敲」はどのように行うのか?というところにも触れてみたい。

 

「一定の文字数」と「構成」

ここ半年くらいかけてブログの毎日更新を行ってきた。

だいたい1記事300文字前後だったと記憶しているが、この文字数だとあくまで主張や結論部分しか語ることはできない。その理由や根拠まで語るには、到底文字数が足りない。

 

そして、理由や根拠がないものというのは、どうしても伝わらないし、自分の中にも残りにくい。

 

多くのケースとして主張を行うには、その理由や根拠は2~3つ程度存在するものだ。

(もしかしたら、1つしかないもしくは5つや6つの場合もあるかもしれない。

しかし、それは大切なものが見えていなかったり、余計なものまで気にしてしまっている場合があるが、やはり重要ポイントというのは2~3つ程度に収斂されていくだろう。)

 

それら2~3つをしっかり語るとなると、各要素に応じて300文字前後は必要になる。

となると、必然的に以下のような具合で、900~1200文字程度に落ち着くのではないかと思う。

 

  • 主張…300
  • 根拠1…300
  • 根拠2…300
  • 根拠3…300

 

「推敲」

自分の文書を見直すというのは非常に重要だが、見落としがちなポイントだ。

しかし、自分の日々の生活に振り返りの時間をもち修正していくことが大切であるように、文書においても振り返って修正することが重要だと思う。

 

特に、自分も含めて多くの人が推敲から足が遠ざかってしまうのは、一度つくったものを壊すことに対する恐れからだと思う。せっかく時間が丹念に紡いだ言葉が、一瞬にして霧散してしまうような怖さと似ている。

 

だが、勇気を持って見返してみると、必ず違和感を持つ部分がある。

その違和感と真正面から向き合うことは、単に文章の表現の修正以上に、自分の考え方に変化にもつながる。

 

むしろ、推敲によってもたらされる最大の効用は、そこにあるのかもしれない。

 

以上、2つのポイントを踏まえて、時間はかかったとしても、真正面から書くことと向き合っていきたいと思う。