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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

圧倒的ポジティブ力で出世街道を突き進む上司の働き方について。

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圧倒的ポジティブ力で出世街道を突き進む上司の働き方について。 

松岡修造かっ!

というツッコミを入れたくなるほど、熱すぎる上司の元で働いた時の話です。

 

その上司は、年功序列が色濃く残る官僚的な我が社において、

20代で課長職、30代で部長職という異例のスピードで出世をしている

イケイケの上司でした。

 

いつも目をギラギラさせながら、オフィス全体に響くような大きな声を出して、

常に動き回っているような人でした。

 

当時の僕はそんな上司のノリに合わせていくのに、

疲れてしまい、いつも一歩引いたところから冷めた目でその働きぶりを見ていました。

 

そして、あんな風に自分のすべてを仕事に捧げるような生き方はしたくないな。

と反面教師に感じていました。

 

しかし、今になって振り返ると、

僕とは真逆のタイプであったその上司から学ぶべき点もあったと感じています。

 

今回の記事では、僕が感じた3つのポイントについて、

触れていきたいと思います。

 

熱すぎる上司から学ぶべき3つのポイント

 

1.どうすればできるかを考える?

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どんな無理難題でも、決してネガティブに捉えないということです。

 

多くの人は、何か仕事をしている上で課題が生じた時に、

 

  • これは会社の慣習だから。
  • 歴代の先輩たちもこうやってきたから。
  • 世の中的に仕方ないから。

 

これらの言い訳で、考えるのをやめてしまうことは簡単です。

そして、このような言い訳をして、「仕方ないね」と済ませてしまいます。

 

当時の僕も、上司からの宿題に対して、

「これは現実的ではありませんね。なぜなら~」

とできない理由を並べたててしまい、いつも怒られていました。

 

そして、

「出来ない理由を探すんじゃなくて、

どうやったらできるか?を報告しろ!」

と言われていました。

 

つまり、ありものの情報を仕入れてくるんじゃなくて、

自分の頭で考えろということです。

 

この思考のスタンスは、

管理職となった今でも大切にしています。

 

2.自分の考えを絶対に曲げない

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その上司は「鋼の意思」を持っていました。

自分が「こうだ!」と決めたことには、

徹底的にコミットするタイプでした。

 

当時、部長として立案した企画が役員たちから猛反発を受けたことがありました。

普通の人であれば、そこで引き下がると思うのですが…

 

その上司は社長のところまで直接直訴しに行き、

企画を通してしまうという荒業を成し遂げてしまったのです。

 

もし、社長にも反対されていたら、

出世どころか、社内に居場所がなくなってしまうほどのリスクを冒してまで、

自分の信念に従って動く姿勢は、さすがだと思いました。

 

3.追い詰められた状況を楽しむ

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 先ほどの社長に直訴する前までの話ですが、

役員からの反発を受け、上司は社内で非常に苦しい立場に置かれていました。

まさきに、孤立無援、四面楚歌という状況でした。

 

直の部下である僕らも、他部署から冷ややかな視線を浴び、

「かわいそうだね」と同情すらされていました。

 

しかし、そんな部署全体が疲弊しきった状況において上司は、

 

「お前ら、この苦しい状況を楽しもうぜっ!」

 

といつもと変わらない様子で、オフィスで元気満々に仕事をしていました。

僕は、「この人、ほんとうにバカなのかなぁ」と思っていました。

 

実際は、カラ元気で繕っていたのかもしれません。

でも、仮にそうだとしても、一切弱気なところを見せないというのは、

普通の精神力ではないな。と思いました。

 

まとめ

 

企業において上のポジションに行けば行くほど、

大切になってくるのは、知識、スキル、技能は当たり前で、

それに加えて並大抵ではない「精神力」が必要になってくるということを、

感じました。

 

特に「経営」という分野においては、

正解がない分、どれほど自分の判断を信じることができるかが、

成功の分かれ目になってくるのかなとも思います。

 

どうしても、数字やロジックで物事を考えがちですが、

そこの天井を突き破る熱意や思いというものも大切にしていかなければなりませんね。