頭はキレキレなのに「残念だな」と思ってしまう上司の特徴3選。
とても優秀で頭もキレるのに、なぜか心から尊敬することができず、この人についていこうと思えない上司っていますよね。
会社という組織で働く場合、個人の能力よりも「周囲を巻き込む力」の方が大切な場面も多い気がします。
過去の上司の中でも、個人スキルはとても高いのに、チームとしての成果はイマイチだったという経験は何度もあります。
部下の立場から振り返ると、やはりそのような上司にはどこか「残念な部分」があり、それがチームのモチベーションにもつながっていたと思っています。
今回の記事では、そのイケイケ上司の「残念さ」にフォーカスして、その特徴をまとめたいと思います。
1.基本は自慢話
とにかく自分のことが大好きで仕方ないのです。
聞いてもいないのに、すぐに自分の武勇伝が始まってしまいます。
例えば、業務に関する相談を持ち掛けたとしたら…
自分が若手時代には、こんな風にやっていたという話が始まったかと思えば、当時起こったハプニングの話になり、そこで現在役員を務めている〇〇さんに、すごい怒られたが、そのおかげで今は強固なつながりができた。
といったような「俺の人脈スゴいんだぜ」自慢にすり替わったりしてしまうのです。
つまり、自分の求めている答えが全く返ってこない。
ということです。
2.周囲にひけらかすように指導する。
指導を受ける時が最悪です。
何が最悪かというと、オフィスのど真ん中、公衆の面前で指導をするのが大好きなのです。
これは、やられる身からすると公開処刑同然です。
本来、部下指導をする目的であれば、なるべく人が少なくお互いに対話ができる静かな環境の方が適していると思っています。
しかし、この残念な上司の場合は、部下指導の目的が、周囲への「俺こんな風に部下指導してんだぜ」アピールなのです。
なので、あえて部下が答えにくいような小難しい質問を投げかけ、
口ごもってしまうと、そこで畳みかけるように饒舌に論破し始めるというなんともいやらしいことをするのです。
部下を論破している時の醜いドヤ顔は、今でも忘れられません。
この公開処刑を避ける唯一の方法があります。
それは、上司の上司、つまり部長が同じオフィスにいる時は、
さすがに、そこまで大きな顔はできません。
なので、「これは公開処刑だろうな」という報告をせざる負えない場合は、
必ず、「オフィスに誰がいるか」ということを必ずチェックしていました。
3.取引先に対する態度が異様に大きい。
取引先からの評判も決していいものではありません。
基本のスタンスとして、
- 上から目線
- 会話はタメ口
- 座り方は足組み
弊社はBtoC企業なので、もちろん取引先にとって僕らは「お客さま」であることは、間違いないのですが、そこをいいように勘違いしているのは、いかがなものかと思ってしまいます。
上司がこのように、大きな態度で接し続けた結果、
取引先との発展的な取組はほとんど生まれることがなく、
むしろ、なかば強引に手配した商品などが負債として残ってしまうという悲惨な末路が待っていました。
まとめ
最後にあまり認めたくない事実ですが、このような部下にとって「残念なタイプ」の人間というのは、意外にもその上司からの評価は高かったりします。
その一つの理由として、あからさまな自己アピールによる「わかりやすさ」があるのもしれません。
近くにいる部下にとっては油っこすぎても、少し離れた位置にいる上司にとっては、そのくらいでマイルドな感じで「人ととなり」が伝わるのかもしれません。
しかし、いずれにせよ、それは本質的ではなく、
仕事をする距離感が近づけば、近づくほど化けの皮がはがれてくるものです。
本当に尊敬できる人や、成功している人は、
一緒にいる時間の長さや距離感の近さに比例して、
信頼感が高まってくる人だと思います。
僕自身も「残念な上司」を反面教師にしながら、
仕事と向き合いたいと思います。