キラキラ女子な新入社員の部下のマネジメントで後悔している3つのこと。
キラキラ女子とは?
仕事もプライベートも充実した日々を送る「キラキラ女子」。彼女たちが発信するSNSには、流行のファッションに身を包み、休日にたくさんの仲間とパーティやイベントを楽しむ姿など、自分磨きに余念のないライフスタイルがいっぱい詰まっています。
人生を楽しみ、輝いて見えることから、「キラキラ女子」と呼ばれるようになった人たち。
引用:https://woman.mynavi.jp/article/180706-6/
こんな「キラキラ女子」が、
僕の職場にも大卒総合職の新入社員として配属になった時の話です。
新入社員のEさんは、身長も160cmくらいでスタイルもよく、
トリンドル玲奈似の超美人で、すでにバリバリのキャリアウーマンのような風貌でした。
そんな彼女は、新米マネージャーの僕に部下には、
もったいないくらいでした。
今振り返ると情けない話ですが、
その当時の僕は、とても気持ちが舞い上がってしまっていました。
僕はEさんにどのように接してしまったのか。
Eさんは、おじさんウケが最高に良くて、
また、そこでの立ち振る舞いも非常に手馴れていました。
Eさんがいるだけで、
商談の成功率や社内の決め事もスムーズにいくことを実感していた僕は、
「期待の新入社員です!勉強の為に、同席させます!」
と常々、彼女を振り回すようになってしまっていました。
会社の設定する総合職のキャリアプランとしては、
1~2年は現場での実務を経験し、
そこからマネジメントやマーケティング業務に少しずつ携わっていくというのが、
基本的な流れです。
しかし、僕は優秀な彼女は、
より早いうちからマネジメントやマーケティングの業務もやらせた方が、
彼女の為になると思っていました。
ですが本当は、それが彼女の為ではなくて、
自分の為ということに気づいていなかったのです。
そして、そのような形で半年ほど彼女を振り回してしまったところで、
ようやく僕は、取り返しのつかないある異変に気が付いたのです。
Eさんのマネジメントで後悔している3つのこと
1.実務経験の不足してしまった
Eさんは非常に物分かりが良く、
「一度教えれば何でもすんなり理解してくれる。」
と思っていたのは、僕の都合の良い解釈だったのかもしれません。
「わかったフリ」はしていても、
他の新入社員にはできて、現場でも当たり前のことでも、
Eさんには「できない」ことがかなりあるという実態が、
徐々に浮き彫りになってしまいました。
2.誤った万能感が養われてしまった
Eさんには、僕が積極的にマネジメントに近い位置で、
仕事をさせてしまったために、「上流の知識」だけが、
中途半端に身についてしまいました。
というのは、現場でのトラブルなどに対して、
「私、取引先のA社のマネージャーさんと仲いいのでお願いしておきますよ。」
など、問題そのものの根本原因を考えずに、人脈に頼ってしまうような場面もありました。
実際は、その方がよりスムーズに仕事は進むのですが、
現場の事情を十分に理解しないまま、一足飛びで上のレイヤーに話を投げてしまうのは、
少々のリスクもあります。
そして、そのような場面で問題解決の成功体験を得てしまうことで、
彼女の中に誤った万能感を植え付けてしまったような気がします。
3.女性社員と不仲になってしまった
Eさんの「現場の理解は不十分だけど」「上の人には顔が利く」
という状況に一番敏感に反応するのが、特に中堅の女性社員です。
本来であれば、一番味方につけておくべき人達を敵にしてしまったのです。
こうなってしまうと、
従来のEさんが見つけるべき現場の仕事からはどんどん遠ざかってしまう、という負のスパイラルが発生してしまっていました。
どうすればよかったのか?
彼女を現場から遠ざけてしまったことは、完全に僕の責任です。
- 基礎的なことが最も大切。
- 特定の人を特別扱いしない。
- 身近な人を一番大切にする。
これらマネジメントにおいて最も基本的なことを、
この失敗から改めて痛感したのでした。
幸いなんとか、半年という期間でこの失敗に気づくことができたので、
Eさんとの向き合い方も修正をしています。
一方で、本人にとってはここからが大変な半年になることは間違いありません。
どうにかモチベーションが低下してしまわないように、
手助けをしていくことも必要だと思っています。