僕がサラリーマンに辞めない3つの理由。
時代における少数派。
「10年間」
僕は現在、同じ会社に勤め続けています。
終身雇用が崩壊に向かいつつあり、転職やフリーランスなどの多様な働き方が当たり前になってきている社会変化の中で、僕のようなタイプは少数派かもしれません。
もちろん、どんな選択をしても絶対的な正解はないと思います。
どの選択にもポジティブな側面とネガティブな側面が混在します。
その両側面のバランスを考慮しながら、選択をする必要があると思います。
僕もそのような考え方をした上で、現在の会社に勤め続けるという選択をしています。
今回の記事では、現在僕が会社におけるどんな部分をポジティブに感じているのか?そして、我慢すべきネガティブな部分は何なのか?を振り返りたいと思います。
ポジティブに感じていること。
1.やりがい
これが一番大きいと思います。
僕はファッション関係の小売業に携わっています。
社会環境の変化の中で、「モノを持たない時代」「着飾ることは不要な時代」になっていることは確実です。そして、実際に需要も落ちています。
しかし、やはり僕は「ファッションが好き」という根底の気持ちは変わりません。
自分の好きなことに携わることが出来ているというのは、幸せなことだと思っています。
もちろん、「好き」に固執しすぎてビジネスとして成立しないことを続けるのは違うと思います。自分の気持ちに正直でありがらも、時代に合わせた提案を考えるというポジティブな考え方が必要だと思っています。
2.自己成長
社内には割と優秀な人が多いように感じています。
そのような環境で働いていると、いつも自分の至らない点に気づかされます。
今の会社で周囲から学びとれることは、すべて吸収するつもりで働いています。
それが、将来のキャリアにもつながると思うからです。
また、企業が大きいこともあり、社内には様々な部署があります。
その為、他部署に異動するということが、転職に近い感覚に感じます。
僕自身もこれまで数回の社内異動を経験しましたが、
まるで違う会社で働いているような感覚になりました。
そのような経験を積み重ねることができるのも、大企業ならではだと思っています。
3.安定感
自分の中での重要度はそこまで大きくありませんが、福利厚生や社会保障の面は大切だと思います。
必要最低限の生活に困らないということは、精神衛生上も大切だと思いからです。
日々の生活に心配を抱えてしまう状態では、学びの機会や思考をする余裕すらなくなってしまいます。
余白から生まれるものを大切にしたいと思っている自分の価値観を守る為にも、そのような勤めることによる安定は必要なものだと認識しています。
ネガティブに感じていること。
1.給料
正直、給料は高くはありません。
必要最低限の生活こそ保障されていますが、特別な贅沢ができるほどではありません。
めちゃくちゃお金を手に入れて贅沢をしたいという気持ちはありませんが、月々あと2~3万くらい自由なお金があるともう少し豊かになれるという実感はあります。
そこは会社に求めるのではなく、ブログもその一つですが、自らの副業で稼ぐというスタンスをもつことで解消していきたいと思っています。
2.労働時間
僕が入社当時は、月100時間残業は当たり前、そもそも定時という概念がないような環境で働いていましたが、さすがここ数年でそのようなめちゃくちゃな働き方は改善されています。
しかし、まだまだ残業は減らせるし、休日日数を増やしてもよいと思っています。
そうすることで、副業に関してもやりたいことがたくさんあり、そのシェアを増やし新しいチャレンジするチャンスが欲しいと思っています。
ただ、この部分に関しても組織が変化するのを待つのではなく、自らが変わっていくという意識をもたなければいけないと感じています。
3.人間関係
「自分の性格や能力は周りにいる10人の平均になる。」
という言葉がありますが、その通りで同じ会社にいるとその分野における多くの学びはありますが、マインドや能力はどうしても同質化の方向に向かっていきます。
それはある意味危険なことで、社内の人間関係だけで完結しまうことで、視野が狭くなりがちです。
必要なことは、会社の人と関係性以外の部分でもつながりを持つということだと感じています。その為には、副業というのがやはり大切なキーワードになってくると思っています。
まとめ
僕自身がサラリーマンとして今の会社に勤め続けようと考える心理を整理すると、
内発的な動機が大きいことを改めて感じました。
つまり、自分はどうしたいのか?どうなりたいのか?
という思いと会社に勤めることとリンクしているということです。
一方、対局的要素である外発的な動機についてはあまり大きな影響を及ぼしていないということも言えるかもしれません。
つまり、自分ではどうにもならない給与や労働時間などです。
今後も、自分の心理の変化がどうなるかわかりませんが、その時々に気持ちの整理をすることを忘れず、自分に正直に生きていきたいと感じています。