【週7ウィスキー生活】ウィスキー沼にハマって感じた高コスパウィスキー3選。
山崎、白州、マッカラン…
約半年前からウィスキー沼にハマって以来、数々の国内外の著名なウィスキーを触れてきた。
どれもそれぞれにしっかりとした深い個性があり、同じウィスキーでも、製造方法や熟成年数によってここまで味に変化が出るのかと驚かされる。
それは、より多くのウィスキーに触れれば触れるほどに、一層強く感じられるものだと思う。
だから、今後も有名な銘柄だけでなく、マニアックな銘柄まで含めて触れていきたい。
でも一方で、いろんなウィスキーに触れたからこそ感じることもある。
それは、「価格の高さ」と「味の良さ」は必ずしも比例する訳ではないということだ。
例えば、1本1万円のウィスキーが、1本1千円のウィスキーと比べて10倍以上の美味しさや感動があるかと問われると、これには疑問があるのである。
もちろん、環境に対してお金を払うというのは、納得できる。
つまり、高級ホテルバーや老舗のバーなどの特別感ある環境において、マスターとのコミュニケーションなどもありきで、料金が発生するというのはわかる。
しかし、日常の家飲みにおいて、数ショットだったとしても、毎日高額ウィスキーを飲むことそれ自体に、大きな幸せがあるとは限らない。
ある一定レベルの味で、ハイボールなどにして気兼ねなく飲める。そんなウィスキーが、意外と日常においては、必要なのだと。そんなことを、ここ半年間ウィスキーを飲んできた中で感じ取ることができた。
そして、今回の記事では僕の日常には欠かせなくなった高コスパウィスキーを3本紹介したいと思う。
サントリー「角」
もはや説明不要の銘柄だろう。
その存在は、空気のように今まで当たり前すぎて意識すらしていなかったが、様々なウィスキーに触れたことで、なぜ、「角」がここまで定番となって浸透しているのかを理解することができた。
その理由は、やはり圧倒的なバランスの良さなのだ。
僕の中で、ジャパニーズウィスキーの一番の魅力は、バニラやはちみつを思わせる優しい甘さだと思っている。
今やプレミア価格がつき、市場にはほとんど出回らなくなってしまった「山崎」や「白州」からも感じられるこの絶妙な甘さが、このリーズナブルでいつでも手に入る「角」からもしっかり感じることができるのだ。
それでいて、ただ甘いだけではなく、やや渋みのあるスモーキー感もかすかに感じることができる。このコスパの良さは唯一無二ではないだろうか。
これまでは、酒屋などで4Lの巨大な「角」のボトルを見て、どこのアル中がこんなもの買うのだろうか?と思っていたが、今では、僕自身も「角」の大容量ボトルが家に常備されていないと落ち着かない人間になってしまった。
「ティーチャーズハイランドクリーム」
熟成年数の高いウィスキーに感じられる特徴の一つである「スモーキー」感。
それを最も手軽に感じられるのが、「ティーチャーズハイランドクリーム」だと思っている。
ブラインドテイスティングなどしたら、高級ウィスキーと間違ってしまうのではないかと思うほど、高い完成度を誇っている。
このウィスキーをきっかけに、熟成年数の高いスコッチウィスキーの沼に落ちていく人は多いのではないだろうか?ちなみに、漏れなく僕もその一人である。
合わせる方としては、ウィスキー自体にクセがある為、食事中よりかは食後に、ハイボールで軽めのチーズやカルパスなどと合わせるのが、個人的には好きだ。
「ホワイトホース」
日本ではそこまで知名度が高い訳ではないが、実は世界で最も消費されているウィスキーが「ホワイトホース」だ。
このウィスキーの魅力は、その価格もさることながら、圧倒的な「クセのなさ」だ。故に、際限なく飲めてしまうのではないかと思うほど、飲みやすいのだ。
特に、個人的には中華料理のような油分多めの料理との組み合わせは、最高だと思っている。
あっさりと爽やかな口当たりは、一切料理の邪魔をしないどころか、どんどん食欲が湧いてくる。
仕事で疲れてガッツリめのジャンキーな食事をしたいような週末にはもってこいの相棒だ。
まとめ
最近、僕の中で、月1回の自分へのご褒美として「高級ウィスキー」を買うというルーティンがある。そして、この「高級ウィスキー」を1か月かけて味わうには、週2くらいのペースで飲んでいくのが、適切だと思っている。
つまり、平日週5は高コスパウィスキー、休日週2は高級ウィスキーという飲み方の組み合わせが、ウィスキーを楽しみつつお財布にも優しい設計だと言える。
ウィスキーを楽しむ上では、コスパの良いウィスキーだけでも味気ないし、高級ウィスキーだけでも財布に優しくない。
この両者のバランスを、しっかりと持っていくことが、長く趣味としてのウィスキーを楽しんでいく為に必要なことだと思う。