仕事における暇な時間は悪なのか?
常に目の前の仕事に対してひたむきに頑張り続ける。
そんな社員が、日本の会社では求められてきたし、今でもそのような風潮は強いように思う。
一方で、効率的に仕事を終わらせていたとしても、その分早く退社することや、ゆとりをもった振る舞いをすることは、「なぜ、みんな頑張っているのに、お前は頑張っていないのだ?」とあまり歓迎されない同調圧力のようなものを感じる。
僕はそのことに疑問を持っている。
なぜなら、今やこれからの時代は、決められたことをやっているだけでは、会社はもちろんだが、自分自身にとっての成長にも全くつながらないと思うからだ。
より中長期的な目線に立って、新しいことを考えていかなければいけないと思う。
それにおいては、あえて「暇」な時間をつくり、現状をよく観察することや新しい情報をキャッチすることが大事だと思っている。
そして、それは休みの日ではだめで、勤務時間中がいいとも思っている。
それは、オフの日は仕事感度のアンテナが十分に立たないからだ。
あくまで、仕事中のゆとりある時間だからこそ、ささいなことにアンテナを張ることができる。
もちろん、ただゆとりを持ってだらだらしているだけではだめだ。
しかし、走る時は走り、適度に落ち着いて回りを見渡すというメリハリも仕事においては、絶対的に大切だ。
だからこそ、意識的に暇な時間をしっかりつくるということを僕は大切にしている。