「渇き」という感覚の重要性について
「渇き」という感覚の重要性について
自分を駆動させてくれるのは、いつも「渇き」の感覚だ。
「渇き」とは、自分の中における欠乏感や満たされない感覚と似ていると思う。
この「渇き」の感覚が非常に重要であると気づくことができたのも、いま行っているダイエットからだ。ダイエットからの気づきは非常に多くて自分でも驚いている。
その理由は、ダイエットによる食事コントロールによってもたらされる「空腹」によって、毎回毎回、そして一口一口がとても美味しく価値あるものだと感じるにようになったのだ。
これまでは、食事というのは、単なる機械的な作業に近かった。それが、「空腹感」という「渇き」によって意味を持つようになった。そして、さらに食生活に関しての意識が高まっていく感覚がある。
思い返すと、これまでも無意識的に似た行動をしてきたかもしれない。
- お金がないという「渇き」に対して、ビジネスの勉強に取り組む
- 知識がないという「渇き」に対して、歴史の勉強に取り組む
- 心にゆとりがないという「渇き」に対して、サウナにハマる
普通の考え方をすると、「すべてに満たされていること」=「渇きがないこと」が幸せということがあるかもしれない。
しかし、僕はすべてが満たされてしまっては、全くつまらない人生だと思う。むしろ、「渇き」の状態を抜け出す為に、何かしらのアクションをとっている、そのプロセスこそ、人が最も幸せを感じられる瞬間とすら思う。
そして、絶対的な満たされた状態というのは決して存在せず、それは主観である。
だからこそ、常に自分にとっての「渇き」は何か?ということを、たまに客観的に知覚することも、大事なことなのかもしれない。