「間隔を空ける」ことの大切さ。
日々のルーティンは大切。
毎日、同じことを続けることの重要性は言うまでもないことだが、一方であえて間隔を空けてみることも同じくらい重要であるということを感じている。
それは主に、自分にとって趣味や快楽にまつわることだけでなく、学習や自己成長といったもの当てはまると思っている。
今回の記事では、僕自身の具体的な事例も交えながら、「間隔を空ける」ことの効能について考察していきたい。
新鮮な感覚が得られる
年に数回の連休の過ごし方は、ほぼほぼ決まったルーティンがある。
それは、休みの期間中は、毎日サウナに行くこと。毎日ラーメンを食べること。そして、毎日ウィスキーを飲むこと。これをとても大切にしてきた。
文字面だけでも、幸せな気持ちになってくる。
しかし、このような連休の過ごし方をしていて毎回感じることがある。もう少し正確に言うと、毎回その感情は強まっている。
それは、「慣れ」「飽き」や「虚しさ」といった感情である。
それに引き換え、1週間働き詰めで疲れ切った状態で入るサウナや、空腹感の絶頂の中でのラーメン、そして、のどがカラカラの状態でのハイボール。という一定の間隔を空けた状態での、快楽の感じ方というのは何ものにも代えられない新鮮かつ素晴らしいものがある。
何事も、過剰摂取は良くないという教訓なのかもしれない。
記憶が定着化する
今度は学習についての話だ。
何かについて学ぶ必要があるとき、人はどうしても一夜漬けや短期間で一気に学び切ってしまいたがる傾向がある。
多分に漏れず、僕もそのようなタイプだった。
しかし、そこには大きな落とし穴がある。それは、すぐ覚えたものは、すぐ忘れてしまうということだ。つまり、真の意味で自分のものになっていないと言える。
では、どうすればいいのか?
その答えが、まさに「間隔を空けること」だと思う。
学習したことに対して、少し記憶がおぼろげになりそうなタイミングで、再度学び直す。これが、記憶の定着にはとても良いと感じている。
僕も本を読む時などは、一気に読んでしまうのではなく、キリが良いところで切り上げて、あえて、間隔を空ける。そして、忘れたころに、もう一度読み直すということを繰り返すことで、より理解を深めることができるのだ。
モチベーションになる
自分が「やりたいけど、やらなくてもいい」ことに対して間隔を持たせることは、「やりたくないけど、やらなければいけないこと」を行う為の大きなモチベーションになると思っている。
「やりたくないけど、やらなければいけないこと」とは、例えば、仕事や節約、ダイエットなどがそれにあたると思う。
間隔を空けることは大切だが、そのあいだ単にぼーっとしていればいいという訳ではないと思う。バネは圧力が加えた後ほどよく飛ぶように、一定の負荷を自分にかけることが大切なのだ。
自分に対して、ご褒美があることで、やるべきことのモチベーションも引き上げることができるのだ。
まとめ
この記事を書いていて改めて思ったのは、自分の中で何をルーティンとし、何を非ルーティンとするか?というバランスである。
このバランスをちょうどいいところで保つことが、自分の人生の幸福度にも大きく関わってくる。
好きなことばかりしているように見えるのに、実は全く幸せではないと感じている人もいれば、逆にすごくつらそうに見えても、実は人生に充実感を感じているという人もいる。
この両者の違いは、やはり自分のバランスの中心点をどこに置くかという選択の仕方に他ならないと思う。
僕自身も、自分にとってのベストバランスを意識しながら生活を送っていきたい。