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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

「ストイック」の弊害

「ストイック」の弊害

 

昨年の10月からダイエットをスタートしてからというもの、普段の食事を非常にストイックな内容に切り替えていた。

 

特に、気をつけていたのは、糖質だ。

甘いお菓子や清涼飲料を一切摂取しないことはもちろん、ごはんやパンの量までかなり減らしていた。

 

その効果はしっかりとあり、身体はかなりスリムになった。

いや、最近ではやや貧相になりすぎた感覚すらある。

 

痩せたことは好ましいことだが、副作用もあった。

それは、「意欲」が湧かないことである。

 

そう、精神も身体も一緒に痩せてしまう感覚があった。

欲が湧かないし、怒りもない、ただただ仙人のような「無」に近いものを感じた。

 

しかし、自分にはその感覚は、決して幸福なものではなかった。

 

ある程度の感情の起伏があってこそ、人生は楽しいと思う。

 

そんなことを思う中で、リバウンド的なドカ食いではなく、すこしだけ甘いものを食べることを戻してみた。

 

すると、驚くほど自分の感情が戻ってくる感覚があった。

ストイックなことは大切だが、極に触れすぎず、バランスを保つこと。

コツコツ続けていくには、それは一番なのかもしれない。