人はなぜ他責思考に陥るのか?
責任を他人に求めてしまう傾向が強い考え方
企業組織で働いていると、この「他責思考」という考えに陥っている人がいかに多いかということを常に思う。
何か問題が発生した時、「それは自分の担当ではない」という言葉を、嫌という程聞かされて参ってしまっている人は少なくないのではないだろうか?
そして、自分自身もちょっと気を抜くと、陥ってしまいそうになる怖いものだと思っている。
「他責思考」はどこから発生するのか?
それは、シンプルに「知らない」ということが起因しているように思う。
会社でいえば
・自分が組織から何を期待されているか?
・自分の仕事が他部署や顧客にどのような影響を及ぼしているか?
このようなことをすべて自分の中だけで狭く定義してしまっている人ほど、他責思考に陥りがちだと感じる。
・関連部署
・ステークホルダー
・顧客
これらの仕事上で関係をもつ様々な人たちの視点を持ち、知ることで、自分が期待されている責任範囲というのは、想像以上に広いことがわかる。
また、出世している人や人望がある人は漏れなく、責任範囲の自己認知が極めて広いように感じる。
逆に他責思考に陥れれば陥るほど、気づかないうちに自分の立場は苦しいものになるだろう。
綺麗ごとかもしれないが、まずは、周囲を理解すること。そんなことからはじめていきたい。