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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

『ピカソとその時代展』を訪れて感じたこと

『ピカソとその時代展』を訪れて感じたこと

 

自分の感性の幅を広げたい

 

直近のブログでも綴ったが、そんな気持ちで新たに「芸術に触れる」という機会を意識的につくるようにした。

 

seiburo.hatenablog.com

 

 

その記念すべき最初の展覧会が、国立西洋美術館で行われている『ピカソとその時代展』だった。

 

まず率直な感想から言うと、頭の普段使わない感覚が疲れた。

 

なぜなら、芸術というのは、キャンバス1枚の作品に、様々なメッセージが詰め込まれている。それを想像しようとすると、普段使っているロジカルな思考ではなく、より感覚的な思考が求められる気がするのだ。

 

しかし、僕はどんなに想像を含ませても、本来その作品に込められたメッセージの1%

も汲み取れていない気もしたし、検討違いの想像をしているような気もした。

 

だが、それも含めて1つの解釈と捉えることも、前向きに芸術と向き合う上で大切かもしれない。

 

さて、展覧会の本題のピカソについても少し触れてみたい。

 

もともとの僕のピカソに対するざっくりとしたイメージは、幾何学的でエキセントリックな絵を書く天才というイメージが強かったのだが、それは、彼のもつ一時期の一作風であることがわかった。

 

彼の作品を時系列でみていくと、まるで同じ人物と思えないほど、作風が変わっていく。

そして、それを変えていく大きなファクターは、戦争と女性である。

 

これだけ天才と呼ばれる人物でも、自分一人で何かを紡ぎ出すというものではなく、戦争などの環境変化や、身近な女性からの影響というものを大きく受ける中で、熟成されていったというのは意外な事実だった。

 

そこから学ぶことができる、「適正と環境変化との掛け合わせ」が新しい想像を生むという事実は、ビジネスにも転換可能だと思う。

 

こんな感じで、今後も芸術に触れ感じたことを言語化するということをしていきたいと思う。自らに変化に与えることで、自分の幅を広げていきたい。