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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

心のシャッター

 

心のシャッター

 

人は誰もが、自分の懐に他人を招き入れる入口を持っている。

しっかりと懐まで入ることができれば、腹を割った話ができる。

 

しかし、そこまでの過程の中で、「この人とはこれ以上話せない、話したくない」という気持ちが相手の中で芽生えてしまえば、心のシャッターは閉ざされ、本音を聞くことはできなくなる。

 

マネジメントを行う上で、チームメンバーに本音ではなしてもらうことは、何よりも重要なことだ。懐まで入らない表面上だけのコミュニケーションでは、決して仕事もうまく運ばないと思う。

 

では、メンバーに心のシャッターを開いてもらい、本音を引き出す為にはどうすれば良いのか?

 

その方法は、至ってシンプルであると思っている。

それは、「相手を否定しないこと」である。

 

メンバーとのやり取りの中で、どれだけ現実可能性がないことや、自分の価値観と違うことであっても、それを否定するべきではない。

 

その瞬間、相手の心の中では、この人に何か話したり、相談しても無駄かも、という心理が働く。心のシャッターが降り始める。しかし、ビジネスマンは、皆大人である。そこで、機嫌を損ねたり、もう口を利かなくなる。ということはまずないだろう。

 

だからこそ、マネジメントを行う人間は、常に肯定的なコミュニケーションを意識しなければならない。それを継続していくと、ずいぶんと仕事もやりやすくなるだろう。