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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

「タンパク質信仰マーケティング」の罠

「タンパク質信仰マーケティング」の罠

 

  • 筋肉をつくる
  • 肌を整える
  • 免疫をつける

 

タンパク質を摂取することに対するメリットは、筋トレや健康ブームもあいまってありとあらゆるところで語られるようになった。そして、たんぱく質が含まれる量がでかでかと表示された食品がいたるところに並んでいる光景も数多く目にするようになった。

 

しかし、この「タンパク質信仰」のマーケティングには、大きく2つの罠が潜んでいると思っている。

 

1つは、「タンパク質」は摂取すればするほど、身体を強くする魔法の成分のような誤解を与えていることだ。

 

僕自身も、そんな信仰を捨てきれず、過剰なたんぱく質を摂取した経験があるのだが、結果は悲惨だった。過剰な量のたんぱく質を身体が消化・吸収しきれず、体調は悪化し、体臭もきつくなってしまった。

 

もう一つは、「タンパク質」以外の成分に盲目的になってしまうということだ。

 

タンパク質は、5大栄養素の一つに過ぎず、身体を維持するのに必要な成分はほかにもある。それらをバランスよくとってこそ、はじめて健康と言えるだろう。

 

しかし、「タンパク質信仰マーケティング」における商品は、たんぱく質以外は、糖質や化学調味料など、本来摂取を控えた方がよいものまで一緒に含まれているケースが少なくない。

 

このような何か一つの事柄をクローズアップさせる手法のマーケティングは、「タンパク質」に限った話ではない。

 

信仰に踊らされるのではなく、自分が本当に求めるものは何か?メリットの裏に隠れるデメリットは何なのか?を考えなければならない。