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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

23年3月期の「任天堂」決算発表から感じたこと

23年3月期の「任天堂」決算発表から感じたこと

  • スプラトゥーン3

  • ポケモンSV

  • 星のカービィ ディスカバリー


23年は誰もが知るビッグタイトルの発売によって、ミリオンヒットも多数輩出した。しかし、それでも最終的な決算の数字は以下の通り、前年度より減収減益となっている。(とはいえ、とんでもない高収益な会社であることは改めて実感する。)

 

売上高1兆6016億円(前々期比5.5%減)

営業利益5043億円(同14.9%減)

経常利益6010億円(同10.4%減)

最終利益4327億円(同9.4%減)

 

さて、この原因はSwitch本体の販売台数の減少に起因しているとのことだ。
ここからわかるのは、プラットフォームへの依存度の高さだ。どれだけソフトが売れても、プラットフォームが売れなければ経営に大きく影響する。


今回は、半導体不足や資源高という様々な要因があり、需要に十分にこたえることができなかった側面もあると言われている。


しかし、一方で現在はSwitchという強力なプラットフォームがあるものの、その需要は青天井で続くものではない。今後、また新しいプラットフォームに移行していくとなると、その決断がどれだけ大きいものかを推し量ることができる。


ただ、任天堂は、Switchを「1家に1台から1人1台へ」というメッセージも掲げている。そこからは、まだまだSwitchというプラットフォームで戦っていく姿勢もうかがえる。

 

個人的に、これからも「ゼルダ」や「ピクミン」など気になるタイトルが多数発売されるし、先日のマリオ映画のようにゲームから派生したコンテンツビジネスにも成功の兆しがある。


今後も任天堂の動向から目が離せない。