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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

人間の成長ドライバーについて

人間の成長ドライバーについて

 

「サピエンス全史」の下巻を読み進めている。

 

その中で、非常に印象的な問いがあった。

 

それは、中世から近代にかけて、なぜ西洋ヨーロッパが大きな飛躍を遂げることができたのか?という問いである。

 

その答えは、「無知の知」であるというのが答えだ。

 

つまり、知らないことを知るという意味である。

 

近代以前の人々は、意外にも「神」という存在の定義によって、世の中のすべてを規定していた。故に、知らないということはなかった。

 

しかし、西洋ヨーロッパは、宗教の影響力があまりにも強かったことで、そのアンチテーゼとなる考えが台頭したことが大きい。

 

これが、啓蒙主義と呼ばれるものであり、「無知の知」である。

 

身近なものから未知のものまで、決めつけることをせず、なぜ?という探求心から知を求める姿勢こそ、成長における最大のドライバーとなったのだ。

 

そして、それは現代でも通用する考え方だと思う。