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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

【出世・キャリア・カネ】会社に依存しない個人の価値とは?

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金の切れ目が縁の切れ目

 

この言葉は、僕が過去に本社からの支社への異動を命じられた際に痛切に感じたことです。

 

これまで自分が担当していた主要な大手の取引先もちろん、そこまで規模も大きくなく親密な関係をつくっていたと思っていた取引先も含めて関係性が途絶えたのは一瞬でした。

 

異動前は、先方からの依頼が絶えず舞い込んできていた状況から一変、こちらから依頼をしてもほとんど返事はもらえず…という残酷な現実。

 

 

その経験から、これほどまでビジネスにおいては、人としての一個人ではなく、会社の本社所属という肩書きだけで見られていたのかということを実感しました。

 

組織で働いている以上、その組織における一定のポジションや権威をはく奪されてしまえばスキルや功績に関係なく何者でもなくなってしまう、これはむしろ普通のことです。

 

しかし、これからの変化の時代においては、それが普通ってかなりヤバいのでは?という危機感もあります。

 

そして、思ったことは「どうしたら肩書きに依存せず<個人としての価値>を高めることができるのだろう?」そして、「<個人の価値>って何なのだろう?」ということです。

目次

 

 

ビジネスパーソンには3つの成功タイプがある。

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起業型

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自分で事業を起こすタイプのビジネスパーソンです。

ファーストリテイリングの柳井社長のように、創業者社長は成功すれば莫大なリターンを得ることができます。一方、もしも、事業が傾き破綻するようなことがあれば、その全責任を請け負うという非常にリスクの高い一面もあります。

 

転職型

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プロの経営者として様々な会社を渡り歩くタイプのビジネスパーソンです。

アップル⇒マクドナルド⇒ベネッセと大企業を渡り歩いた原田泳幸氏は、ヘッドハンティングを繰り返し名だたる企業のCEOを歴任しています。しかし、このプロ経営者の特徴としては、実績を出せば高額報酬ですが、失敗を犯してしまえば即更迭という厳しい現実もあります。

 

立身出世型

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生え抜きで長年勤めた会社でキャリアを積み上げながら社長や会長まで登りつめるタイプのビジネスパーソンです。トヨタ自動車豊田章男社長に代表されるように、日本企業に多いパターンのタイプです。社長・会長でもサラリーマン要素が強く、個人は埋没し責任は分散されるものの給与水準は、創業者やプロ経営者と比べるとやや低下します。

 

個人の価値とは?

 

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経験から学ぶ

これまでどんな経験をしてきたか。という点においては、積み重ね方は細分化していけば無限にあります。

転職を繰り返し、様々な社会を渡り歩いてきた。

入社から一つの部署で徹底的にその分野をこだわり抜いてきた。

また、僕のように本社と支社の両方の経験があるなどもあると思います。

この積み重ねた経験から自分だけの学びを得ることが個人の価値のスタート地点ではないかと思います。

 

学んだ経験を他分野に転換する

経験で学んだことを活かして仕事が上達していく。これは、もちろん大事です。

しかし、与えられた仕事をいつまでもこなしているだけでは、単につぶしの効かないヤツと思われてしまいます。

学んだことを他分野に転換することができるかということがポイントだと思います。

転職をたくさんしているのであれば、「外向性」や「幅広い視野」。

一つのことをこだわり抜いていたのであれば、そこから見出した本質を他の分野にも活かす能力など。

 

実績を出して信頼を得る

そして、この転換によってある程度の実績を出していくことで、自分だけのオリジナルの価値提供をできることになるのではないでしょうか。

そこで得られる信頼こそが、起業の後押し、ヘッドハンティング、社内出世のベースになると思います。

 

まとめ

  • 個人の価値とは、経験の積み重ねから「何を学び」「何に活かす」が、その後のキャリア形成に大きく影響する。
  • 自分の処遇を悲観するのでなく、そこからの学びを大切にする。
  • 実績ベースの信頼の数=個人の価値。