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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

「100人に1人の能力」を身に付けるための最強勉強法。

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「100人に1人の能力」を身に付けるための最強勉強法。

 

不安定かつテクノロジーが進む時代の中で、

本業以外の自己研鑽によってスキルを身に付けておく必要性は、

日々高まっていますよね。

 

こんな計算があります。

 

年収×1.5÷年間総労働時間

 

この計算によって導かれる数字は、

あなたを1時間雇うための会社の経費です。

 

会社は、給料やボーナス以外にも、

オフィスの環境や設備代も含め、

働く従業員に多額の経費をかけているわけです。

 

例えば、年収500万かつ年間2000時間労働の方であれば…

 

500×1.5÷2000=3750

 

1時間あたりの経費は、3750円となります。

 

どうでしょうか?

思っていたよりも高くないですか?

 

会社の経営者も当然、同じことを思っているはずです。

 

だとすると、

会社の経営が傾いたら…

コンピューターに代替えが可能になったら…

 

経費がかさむ「人」からコストカットしていくのは、

当然の心理だと思います。

 

「そんなことを考える経営者の元では、働きたくない」

と思う方もいるかもしれませんが、

この考えは、今の社会で会社を経営していく上では必然です。

 

では、どうするか?

 

ホリエモンの以下の考え方が、

非常に参考になると思います。

 

『誰だって1つのことに時間をかければ、100人に1人くらいの能力は得られる。』

『「100人に1人の能力」を1つずつ増やしていけば、あなたは特別になる。』

東洋経済オンライン:https://toyokeizai.net/articles/-/252682?page=2

 

つまり、「100人に1人の能力」を身に付けることが、

会社に必要とされる、そしてひいては会社に依存しなくなるために

重要であるということです。

 

その為に、この記事では

古市幸雄著の『1日30分を続けなさい』を参考に、

「100人に一人の能力」を習得するにあっての勉強法について解説していきたいと思います。

 

長期型と短期型。

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勉強方法には、大きくわけて二種類があります。

「長期型」と「短期型」です。

 

受験勉強や資格試験など、

直近で成果を出す必要性のあるものについては、

短期集中型が向いています。

 

試験の対策勉強に向けて、他の予定は排除し、

それだけに集中して時間を投下することで、

結果的にトータルの勉強時間を削減できるからです。

 

しかし、

「100人に一人の能力」を身に付けたいサラリーマンにとっては、

この方法は向いていません。

 

日々、本業には必ず時間を取られてしまいますし、

家族との予定や会社での付き合いもあります。

 

その中では、毎日の勉強量を少なくすることで、日々の負担を少なくしつつ、

長期的に目標達成の確立を上げていく方が、効率的だからです。

 

なので、書籍の中でも、

「長期型」の勉強が推奨されています。

 

目標を設定の仕方。

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長期型の勉強法では、

目標に向けての期間を区切っていくことが大切です。

 

進捗状況を確認することで、

自分のペースが速いのか?遅いのか?

を常に把握することが、継続につながるからです。

 

具体的な期間の設定としては、

以下のような区切りがおすすめです。

 

  • 大目標⇒2~3月単位
  • 中目標⇒1週~1カ月単位
  • 小目標⇒1日単位

 

努力の質を上げる。

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適切な努力をしなければ、

どれだけ継続してもなかなか成果に結びつきません。

 

釣り堀でひたすら魚のいない場所に釣り糸を垂らしていても、

一向に魚は捕まえられないのと同じです。

 

著者の古市氏は、英語講師の一面も持っています。

 

英語講師をしていると、

「実践的な英会話を身に付けたい」という人の多くが、

TOEICTOEFLの勉強をひたすらしてしまう。

という過ちを犯しているといいます。

 

TOEICTOEFLは、

英会話の中でも、専門的で込み入った英語です。

つまり、ネイティブが日常会話で使う英語とはかけ離れているということです。

 

「実践的な英会話を身に付けたい」のであれば、

より日常的で基礎的な英語から始める方が、最短距離で目標に到達できるのです。

 

この英会話学習の例も、

釣り糸を垂らす場所を間違えている人と同じだと言えます。

 

一方、すぐに適切な努力の場所を発見することは困難です。

 

そこで、大切なのが「量をこなす」ということです。

量をこなしていくことで、

 

  • このやり方は成果が出にくいな。
  • このやり方はうまくいく。

 

という感覚が芽生えてきます。

 

量をこなしていく上で、一つの手法に固執せず、

軌道修正を繰り返すことで、適切な努力の手法は見いだせるのです。

 

適切な努力の手法を見つけるまでの「チャレンジと失敗」は、

1歳児からも学ぶことができます。

 

実は、人間の1歳児も二足歩行ができるようになるまで、

膨大な量の「チャレンジと失敗」を繰り返しているのです。

 

ある大学の実験では、1歳児の1日の歩行距離を測定したところ、

1日あたり1万4000歩を歩き、100回以上の転倒をしているというのです。

 

誰しも赤ちゃんの頃は、それだけのトライ&エラーを繰り返していたという経験を持っているのです。

 

習慣化する。

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自動車で時速100キロを出す為には、

アクセルを思いっきり踏み込む必要があります。

しかし、一度100キロまで到達してしまえば、

あとは惰性で速さが維持できる。

 

これと同じように、勉強も習慣化することで、

取り掛かる際の精神的ハードルが下がっていくのです。

 

そして、日々の目標達成を積み重ねることで、

徐々に自信もついてきます。

 

その小さな毎日30分の継続が、

 

  • 1年で182時間
  • 2年で365時間
  • 3年で550時間

 

の学習量を生み出すのです。

 

まとめ

  1.  「100人に1人の能力」を身に付け、必要とされる人になる。
  2. 目標は細かく刻み、勉強を習慣化する。
  3. 量をこなしつつ、努力の質を上げる。