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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

【感性と感情】エモーショナルな女性上司に振り回された1年間を振り返って。

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【感性と感情】エモーショナルな女性上司に振り回された1年間を振り返って。

 

  • 男性はロジカルに考える。
  • 女性は感情的に考える。

 

どちらかというとそのような傾向があるように感じます。

 

決して男女差別ではありませんし、すべての男女に一様に言える話でもありません。

あくまで、自分の仕事の経験から感じていることです。

 

特にそのような考えを持ったのは、

入社数年目で、初めて女性の上司をもった時です。

 

その時代は、会社の中では女性の活躍が推進されていた時期で、

僕の上司も最年少で管理職に昇進した方でした。

 

これまでオジサン上司ばかりだったので、ある意味非常に新鮮な感覚でした。

年齢も近いので、とてもフレンドリーに接してくれ、悪い印象は全くありませんでした。

 

しかし、一緒に仕事を進めていく中で、徐々に距離が近くなってくると、

少しずつ自分との考え方の違いや違和感が生じるようになっていました。

 

そのギャップの修正する為のコミュケーションに、

非常に多くの時間を捻出したことが印象に残っています。

 

今回の記事では、どんな部分でギャップが生じてしまったのか、

そして、どうすればよかったのかということを振り返ってみたいと思います。

 

1.その日の気分がすべてを左右する。

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僕は上司からの指示に対して、計画性と一貫性を求めていました。

 

しかし、実際の上司からの指示は、

その日の彼女の気分によって大きく変わっていきました。

 

今週はAという業務に注力しよう!と目標が掲げられながら、

週の途中にはBという業務を、週末にはCという業務に方向転換したり。

 

細かく業務の内容に指示がある日があれば、全く何も言われない日があったり。

 

なかなか、一つの仕事を集中してさせてもらえることができず、

僕はストレスを抱えていました。

 

一方で、考え方を変えると、

時代の変化スピードに柔軟に対応していく。

という意味では、同じことを繰り返していくよりも、

常に状況に応じて様々なことをこなしていく。

 

その意味では、身に付けておくべき必要な「対応力」が培われたと思っています。

 

2.感性を具体化する。

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仕事の資料の中では、緻密なファクトやデータよりも、

感性的なイメージやビジョンのようなものを求められました。

 

「せいくんの言ってることもわかるんだけど、なんかちょっと違うんだよね。」

 

この「ちょっとした感覚のズレ」を埋めていく作業は、

僕にとって非常に困難な作業でした。

 

その為に、僕がしたことは「最初から最後まで自分で資料を作りこむ」のをやめたことです。

一段階進むごとにこまめな確認をしていくことを心がけるようにしました。

 

「困難は分割せよ」

 

というように、上司からのふわっとした指摘を徹底的に分割して具体的にしていくことで、

すり合わせをしていきました。

 

半端なく時間のかかる作業でしたが、

「イメージを言語化する」という訓練として非常に役立ったと思います。

 

3.理屈で決めつけない。

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彼女は理屈っぽい仕事を嫌っていました。

 

市場動向などを分析したある意味打算的な目標に対しては、

あまり興味を持っておらず、

「きみはどう思っていて何をしたいの?」

ということを大切にしていました。

 

当時の僕は、そんなのは単なる感情論だ。

と、斜に構えていました。

 

僕は自分の感情と向き合うことなく「どこかに存在すると信じる絶対的な成功の方程式」を探すことに終始してしまい、上司とすれ違ったままの1年を過ごしてしまいました。

 

しかし、今振り返ると、現在の世の中で分析の結果として必ず成功する方法など存在せず、

自分がどこまで熱量を持って取り組むことを見つけられるか。

ということはとても大事なものだと思います。

 

まとめ

この女性上司と仕事をしたのは結局1年間だけでしたが、

様々なことに振り回されながらも、これまで自分が正しいと思っていた仕事のやり方や考え方が大きく変わった期間だと感じています。

 

今後もさらに予測不能な世の中で、既存の知識や枠組みに捉われず、「イマどう思うのか?」「イマどうしたいのか?」というエモーションに忠実な考え方というのは、持っておかなければいけない思考だということを振り返ることで感じました。