seiblog

30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

毎月洋服代に5万円以上使っていた僕がミニマリスト的思考になった理由。

f:id:seiburo:20200725092110j:plain

毎月洋服代に5万円以上使っていた僕がミニマリスト的思考になった理由。

 

数年前、給料日の週末のルーティンは、都内のセレクトショップや古着屋を巡ることでした。

 

当時はとにかく、服が好きで色々なスタイルのファッションにチャレンジしてみたいという気持ちで溢れていました。

 

おしゃれかどうかは置いといて、新しい服を身に纏うことで新しい自分に出会えるような気がしていたからです。

 

しかし、20代の後半くらいに自分の気持ちに変化が訪れ、

今では年間を通しても、ほとんど服を買わない生活にシフトしています。

 

今回の記事では、その心境の変化について触れていきたいと思います。

 

コンプレックスと正面から向き合う

f:id:seiburo:20200725092123j:plain

僕がファッションに興味を持ったきっかけは、

自分のコンプレックスをカバーしてくれるということでした。

 

僕は自分のなで肩でガリガリな頼りない体型に非常にコンプレックスを持っていました。

一時期は、筋トレなども相当頑張りましたが、目に見える効果は全く現れませんでした。

そして、けっこう絶望していました。

 

そんな時に、僕はファッションと出会い、服のサイジングやデザインによって、

自分の見え方が大きく変わるという驚くべき発見をしたのです。

 

自分のサイズは割と特殊で少ないため、どんな店のどんなブランドの服が自分にマッチするのかを調べていく中で、ファッションに魅かれどんどんその世界にのめり込んでいったのです。

 

しかし、ある時思ったのです。

「本当に自分のコンプレックスを必死に隠す必要はあるのか?」と。

 

世の中、誰でもコンプレックスの1つや2つは持っています。

でも、それを気にもしないで堂々としている人もいます。

そして、そんな人って逆にかっこいいなと思ったのです。

 

一方、自分はコンプレックスを隠すために、多くのお金と時間を使っていました。

 

「コンプレックスと正面から向き合うことで、そこに使っていたお金と時間を別のことに振り向けたらもっと充実した毎日が待っているのではないか?」

 

そんな思考に変わったのです。

 

本当に必要な服は数着だけ。

f:id:seiburo:20200725092144j:plain

自宅のクローゼットには、かなりの量の服が貯蔵されていました。

 

それらも、数年前にだいぶ処分したのですが、

その時に感じたことは、本当に日常的に使えて必要だと思える服は、

数着だけだな。と感じたことです。

 

その中で残った数着は、どれもブランドや値段に関係なく、シンプルで着心地の良いものでした。

 

他人から見てどうだろう?と考えると選択肢は限りなくありますが、

自分にとってどうか?と考えるとその選択肢は一気に狭まります。

 

本当に投資すべき対象は何かを考える。 

f:id:seiburo:20200725092205j:plain

自分の外見やモノに対しての投資は、非常にわかりやすく、即席の満足感も味わうことができます。

 

しかし、僕にとっての洋服のように、心の持ち方が変わることで、

これまで洋服は、コンプレックスを隠してくれる非常に役に立つものが、

コンプレックスを気にしなくなることで自分にとって意味のないものへ変わってしまうこともあります。

 

つまり、最も投資すべき対象として大切なのは、心の持ち方を前進させてくれる体験や経験ではないか?ということです。

 

多くの人が、そのようなことを感じているからこそ、

ミニマリスト的な思考が支持されたり、

サブスクの利用者が増えることで、

モノが売れなくなるという流れが一層加速しているのではないか。

と思います。