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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

イヤホンから解放されて感じる世界。

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イヤホンから解放されて感じる世界。

 

「絶えず情報をインプットしている」

 

僕の生活を振り返ると、様々なメディアによって情報が溢れる日々において、職場や家で過ごすほとんどの時間は、無意識のうちに情報の摂取を続けています。

 

そして、通勤や移動時間などのスキマ時間でも、最近では音声配信アプリが充実していて、耳からの情報を取り入れるのが、習慣になっています。

 

イヤホンを耳にしていないと、ムズムズしてしまう感覚すらあります。

 

そんな僕ですが、つい先日出勤の時にイヤホンを家に忘れるという失態を犯してしまいました。

 

しかし、あまりにインプットに重きを置きすぎていた僕がそこで得たのは、ストレスではなく、むしろ逆に新鮮ないくつかの発見だったのです。

 

そこで感じたことについて、今回の記事で触れてみたいと思います。

 

3つの新鮮な発見。

思考の深まり

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情報のインプットに集中していると、新しい情報の吸収で満足してしまい、どうしても自分向き合う時間をおろそかにしがちです。

 

あえて、何の情報も入れないことで、自分自身の振り返りや1日の過ごし方を整理することができるなぁと改めて感じることができました。

 

また、このようなことは、家で一人静かに考えることもできますが、通勤時間という歩いてほどよく身体を動かしながら、程よい雑音がある状態の方が、思考が深まる感覚があります。

 

きちんと、自分の中で考えを整理する時間を設けることで、仕事へスムーズに入ることができたり、ブログのアイデアが生まれてきたり、様々なメリットを感じることができました。

 

人や街の変化

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イヤホンを付けて耳に意識が集中している状態だと、視界の中では捉えていても、認識していない情報がたくさんあるように思えました。

 

それが人や街の変化などの視覚情報です。

 

コロナ禍以降、外出する人が減り、閉店している店も増えているというなんとなくの感覚はありましたが、どんな特性の人が減り、どんな店が閉店しているのか?ということはあまり意識していませんでした。

 

しかし、しっかりと見ていくと、いろんな発見があります。

 

やはり、スーツを着たサラリーマンが明らかに減っているだけでなく、駅前のロータリーで朝から酔っぱらっていたおじさんなども姿を消していて、どこへ行ってしまったのか不安にもなります。

 

また、昨年できたばかりでまだ1回も行くことができていない新しいカフェなども閉店を余儀なくされていることにも気づいてしまいました。

 

ニュースで報じられるようなことは、どこか他人事、自分とは関係ないところでおこなっていることだと認識しがちですが、自分の身近なところでも、そういった変化が確実にあらわれていることを、認知して、では自分はどう生きるべきなのか?ということを考えるきっかけにもなりました。

 

季節を感じる

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これは触覚の部分ですが、2月に入りここ数日の関東は春の陽気が訪れています。

 

そんなことも、あえて情報を遮断することによって、少し暖かくなった風を感じたり、太陽の光を気持ち良く感じたりすることができます。

 

年を取る度に、時間の経過はものすごく早く感じるようになってきていると思います。

 

しかし、こうした些細な季節の変化をしっかりと感じるということは、自分の時間を充実させてくれる大切なことだと改めて感じました。

 

まとめ

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たまたまイヤホンを忘れた。という些細な出来事ですが、「人が意識を集中できる範囲は限られている」ということを改めて実感しました。

 

そして、集中できる物事や時間はトレードオフです。

何かを得れば、何かを失います。

 

情報のインプットも確かに大切ですが、それを得ることで失っているものを再認識することで、本当に自分にとって意味のある時間の過ごし方とは何か?を考えていかなくてはいけませんね。