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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

【書く瞑想とは何か?】ジャーナリングについての考察。

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【書く瞑想とは何か?】ジャーナリングについての考察。

 

「瞑想」や「マインドフルネス」などを通じて心の整理や、自分自身の在り方を見直すことが多くの人の注目を集めています。

 

その理由は、以下のような社会的背景が考えられます。

 

  • テクノロジーの進化による爆発的な情報増加
  • コロナ禍における日々の生活の不安
  • 見えない自分たちの将来

 

僕自身も日々このような社会に漠然とした不安を抱えていることは事実です。

 

しかし、そんな時代だからこそ大切なのは目の前の状況への短期的な対処療法ではなく、長期的な変化に左右されない自分の中の確固たる軸を持つことが大切なのだと思います。

 

では、どうすればブレない自分の軸を持つことができるようになるのでしょうか。

 

その方法の一つが「ジャーナリング」と呼ばれるものです。

この記事では、書籍『「手で書くこと」が知性を引き出す』を参照しながら、考察を深めていきたいと思います。

 

「ジャーナリング」とは何なのか?

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まず「ジャーナリング」とは何なのかというと、「ある特定のテーマについて、決まった時間書き続ける」という非常にシンプルな内容です。

 

この手法は、Googleの社内研修でも採用されている他、FacebookのCOOであるシェリル・サンドバーグ氏が実践していることでも有名です。

 

特にシェリル・サンドバーグ氏は、夫の急死というショッキングな出来事を乗り越える為に、「ジャーナリング」によって、自分の気持ちをとにかく吐き出すことが、非常に役に立ったというエピソードを残しています。

 

そのような心の整理や、自分自身の在り方を見直すことの効果が期待される点から「ジャーナリング」は書く瞑想とも呼ばれています。

 

また、心理学的研究においても、「ジャーナリング」がもたらす効果には以下のようなものがあると言われています。

 

  1. ストレスの低下
  2. 仕事でのパフォーマンス向上
  3. 健康の促進

 

では、実際に「ジャーナリング」とはどのような形で行えばよいのか?というポイントについて解説してみたいと思います。

 

「ジャーナリング」3つのポイント

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時間を決める

時間に関しては、5~10分などテーマや自分の気持ちに合わせて変えていって良いと思います。

 

社内研修などのワークとして行う場合は、20分という時間が設定されるようです。

 

ただし、自分で決めた特定の時間内は「書き続ける」ということがポイントです。

つまり、これ以上思いつかないというところまで気持ちをすべて吐き出し切るということです。

 

手で書くことにこだわる

自分の気持ちを表現する方法は、口に出す、キーボードやフリック入力など様々なものが存在しますが、「ジャーナリング」においては、手で紙に書きだす。ということが推奨されています。

 

それは、脳の作用とも関係していて、実際に手を動かして書くことで、ストレスを軽減させたりリラックス効果をもたらすα波と呼ばれる脳波が出やすい状態になることがわかっているからです。

 

他人には見せない

「ジャーナリング」は、SNSやブログとは異なって他人に公開する性質のものではありません。

 

社会や他人の目を気にしてしまうことで、本当の意味で自分が感じていること思っていることを表現しきれない場合があります。

 

また、誰かにとって読みやすい文章、伝わりやすい表現を意識する必要もありません。

 

自分と向き合った中で、自然と沸きあがってくる感情をありのままに書き出していくということがポイントになります。

 

まとめ

僕自身も最近仕事において、精神的に不安定になる場面が多く、そのような場合の心の整理方法について模索していました。

 

その時に出会ったのが、『「手で書くこと」が知性を引き出す』という1冊から学んだ、「ジャーナリング」です。

 

誰にも言い難いような感情も、文字にして書き出すことで、自分の中からすっと抜け出していくような感覚がありました。

 

また、文字によって可視化されることで、現状の自分に足りていないもの、行うべき課題が浮き彫りになるという効果がありました。

 

「心のままに書く」という習慣を身に付けておくことは、今後の生き方においても非常に重要な要素だと感じました。