スマホの通信制限で感じた不都合と好都合。
スマホを使用するようになって数年来、通信制限というものを初めてくらってしまいました。
原因は、たまたま自宅のWi-Fiの電波状況が悪く、4G回線に切り替えたのを忘れて、連日、動画視聴などを長時間行ってしまったことだと考えられます。
おかげさまで月末までの1週間弱という期間を、通信ができない環境で過ごさなければいけなくなってしまいました。
その期間に感じた不都合と、図らずも感じた好都合についてまとめたいと思います。
スマホの通信制限で感じた不都合
ルーティンが崩れる
仕事の通勤や休憩などのスキマ時間は、ストリーミングの音声学習をする習慣があります。
この習慣は、朝から自分なりのリズムを作るために、一日の中でも重要な位置づけです。
通信制限によってこの習慣が乱されたことは、自分にとってかなりストレスになりました。
コミュニケーションが遅延する
職場のコミュニケーションでも、一部の緊急や個人的なやりとりはLINEで行われていたりします。
チームのメンバーの病欠や電車遅延などマネジメントに関わる部分について、僕に届かないということも起きました。
Wi-Fi環境に入ればメッセージは届くのですが、まとめて読むのも、整理するのも、結構大変な作業となりました。
同時に、普段どれだけ無駄に電波を飛ばしてあっているのかを反省するきっかけにもなりました。
支払いで手間取る
最近は現金をほぼ持たないで、バーコード決済に切り替えていました。
それが通信制限によって裏目に出ました。
コンビニでのお会計で、決済用バーコードが表示されないという事態です。
店員さんにバーコードが表示されるまで30秒近く待ってもらうという恥ずかしい経験をしました。
スマホの通信制限で感じた好都合
思考の時間が増える
これまでの通勤や休憩時間は、いつも注意がスマホの音声に向いていたので、自宅から職場までの道の様子、休憩中の職場の人たちの様子、といったことはかなり無神経になっていました。
しかし、注意を逸らすものが無いフラットな状態で見ると、これまでなかった気づきやそこから思考が生まれるという発見がありました。
- 道行く人の服装
- 電車の混雑具合
- 駅前の街並み
- 休憩中の食事内容
- 休憩中にしていること
- 誰が誰と一緒に休憩をしているか
こんなことから世の中の生活スタイルの変化や人間関係などを考えるきっかけにもなりました。
集中力が上がる
余計な情報が強制的にシャットアウトされることで、目の前のことに集中できる感覚もありました。
人間は1度集中力が途切れるとそれを取り戻すまで「27分」もかかるという研究結果もあります。
スマホに通知に邪魔されないことで、「27分」というタイムロスがなくなり、高い集中力を持続できたのだと思います。
普段の生活や仕事の場面でも集中タイムはスマホをOFFにする習慣は、必要かもしれません。
アナログの良さを改めて感じる
特に感じたことは「現金」と「紙の本」の良さです。
「現金」の良さ
バーコード決済の通信が悪くなったことで、改めて現金を使うようになりましたが、その良さは「使う」ことに対する感覚が強いということです。
電子決済の場合、自分がお金払うことに対する感覚がついつい薄くなりがちです。
月末に請求を見て、その額の多さに驚くということも少なくありません。
現金を使うようになり、コンビニでのペットボトル1本の購入に対しても、一度立ち止まって「本当に必要か?」と自分に問うきっかけになりました。
「紙の本」の良さ
ここ最近は、読書は基本的に「kindle」を使用して電子書籍を読んでいました。
しかし、こちらも通信制限の影響を受けて紙の本に移行しました。
久々の紙の本は、やはり優秀だと感じました。
良かった点を3つ挙げると…
- 気になった個所に書き込める。
- ドッグイヤーが出来る
- 全体感が把握しやすい
これによって、理解も深まりやすくなります、
今後もしっかり読み込みたい本は紙で買う。というスタンスでいきたいと思いました。
まとめ
スマホが強制的に使えなくなったことで、その不便さを感じたと同時に、便利さによって自分が失っていたことにも気づかされました。
そこで感じたのは、便利さの奴隷になってはいけないということです。
依存度が高まる程、それがなくなった時のストレスは増大します。
通信制限が解除された後も、その両者のメリット・デメリットを考えながら、自分なりの使い分けをして、スマホと向き合っていかなければいけないと思います。