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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

もしも平凡なサラリーマンが年末ジャンボ宝くじに当選したらしたいこと。

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僕が毎年年末ジャンボ宝くじを買う理由

毎年、年末になるとこんな妄想をしてしまうのは、決して僕だけではないだろう。

 

正直、僕自身ギャンブルにそこまで関心はない。

学生時代に、競馬やパチンコにハマった時期もあったが、現在ではすっかりご無沙汰だ。

 

なぜなら、僕にはそのようなギャンブルで全く勝つことができなかったからだ。

 

そもそも、競馬やパチンコにおいてもジャンブルという特性上、運営側に必ず利益が入る構造になっているし、勝率を上げていく為には、そこに知識や技術が必要になってくる。

 

僕はお金を得るという目的だけのために、そのようなギャンブルのスキルを高めることに不毛さを感じていたし、ゲームと割り切るのであればお金は賭けず純粋な駆け引きを楽しみたいという両方の感情を持っている。

 

ただ、それに引き換え、宝くじは少し特性が異なっている。

テクニックなどは必要なく、完全に運任せであるという点である。

 

だから大好きという訳でないが、いつしか毎年年末には少額だが、習慣的に必ず購入するようになった。

 

そして、「もしも高額当選したら」と毎年夢を見るのである。

 

高額当選の使い道

 

さて、その言い回しと打って変わって、今年見ている夢は非常に現実的なものだ。

 

ずばり、「全額インデックス投資に投入する」というものだ。

 

その心は、やはり直近の記事でも書いた「資産運用による不労所得の獲得」、つまりお金がお金を生む、錬金術師のような状況をつくりたいからだ。

 

いくらお金があっても、いきなり贅沢をして消費していけば資産は減っていくばかりだ。

しかし、手に入れたお金を種銭にして投資をすることで、利益が生まれる。

 

消費は、その余剰利益分だけを使っていけば、元々のお金は一切減らない。

そのような資産運用の手法は、仮想通貨、不動産、地金など様々な手法があるが、僕は株式というのが、最も簡単で着実な方法だと思っている。

 

僕が望む生活

では、そのような不労所得を手に入れたら、自分はどんな生活をするだろう?

 

恐らくだが、今の生活とほとんど変わらないだろう。

仕事もやめないし、住む場所も変えない、生活リズムも変えない。

 

なぜなら、少しでも贅沢をしてしまった瞬間、もう後には戻れなくなってしまうからだ。そのような経験は、過去に2度ほどしている。

 

1回目は、大学進学をしてアルバイトでお金稼ぐことができるようになったタイミングだ。

高校生の小遣いでは、ありえない額が毎月自分の手元に入るようになった。

 

当時、ゲームが好きだった高校生の頃の僕は、数か月~半年に貯めた小遣いでゲームソフトを購入するのが楽しみでしかなかった。どんなゲームでも最低100時間以上はとことんやり込んだ。

 

それが、大学生になると毎月、新作のゲームを何本も購入できるようになる。

初めてのアルバイトの給料日は、興奮して新作を同時に5本くらい購入した。

しかし、アドレナリンのピークは、購入するタイミングが最も高く、買ったうちの半分は一度もプレイすらせず、残りのゲームもものの数時間で飽きてしまうという始末。

 

あれだけ好きだったゲームなのに、好きなだけ買えるようになった瞬間、一気に熱が冷めてしまったのだ。

 

2回目は、社会人になったタイミングだ。

 

学生時代は旅行が好きだった。とにかく、いろんな場所にいくことが最優先で、交通費や宿泊費は、極限まで削っていた。

どれだけ時間がかかろうが、ボロ宿だろうが、かまわなかった。

 

しかし、社会人になると、少しずつわがままになる自分を感じていた。

 

交通手段もより早く快適なものを、宿もサービスが行き届いて、美味しい食事と広い浴場があるところなど、条件が増えていくようになる。

 

そうなると、当然費用は上がってくるわけだが、学生の時よりも大きな額のお金を手に入れ、「快適さ」を覚えてしまった僕は、もうバックパッカーのような旅の仕方には戻れなくなってしまったのだ。

 

このような反省から、いま現在から「変えない」ことが一番の幸せだと感じている。

 

結論

 

ただ、そのような生活レベルを上げるor上げない、という話とは別に、「資産が資産を生む状況」をつくることの最も重要な意味は、普段の生活における安心感につながるということだと思う。

 

・明日、会社が倒産したら…

・明日、大きな怪我や事故をしたら…

 

これが、毎月の家計も火の車的な状態だったら、不安で仕方ない。

そのことばかり考えてしまい、目の前のことに集中できない。楽しめない。

今の僕は、そのような状態に近いかもしれない。

 

だからこそ、安心感を手に入れたいのである。

 

ただ、その「安心感」というのも本来的なところで言うと、宝くじで一瞬にして手に入るようなあぶく銭ではなく、自分でコツコツと築き上げてきたものでなければ、その「強度」は全く違うのだとも思う。

 

今まで手に入れてことのないような額のお金を急に渡されて、適切にコントロールできる人間などいない。過去の自分がそうだったように。過ちは繰り返される。

 

そんなことはわかっている。

 

だから、忘れてはいけない。

本質的に僕らが、宝くじで買っているのは、「当選した明るい未来」ではなく「妄想」であるということを。