seiblog

30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

忘れたいのにつながり続けてしまう優柔不断な関係性。

f:id:seiburo:20211222101415j:plain

忘れたいのにつながり続けてしまう優柔不断な関係性。

 

社会人の人間関係は難しい。

 

好き嫌いではなく、損得勘定でつながっている。

それが、仕事上だけの関係性であれば、まだ割り切れる。

 

しかし、その関係性がプライベートまで入り込んできてしまうと非常に厄介だ。

 

どんなに自分が気に食わない相手だったとしても、相手を切り捨てたり、逆に自分が離脱するということができないからだ。

 

もう少し正確に言うと、決してどちらもできなくはないのだが、そうした時のリスクが非常に高いように思う。

 

なぜなら、それは自分と自分が嫌いな相手の2人だけの問題ではないからだ。多くの場合、自分とその相手を取り巻くコミュニティが存在する。特定の相手に対して反発的な行動をとった瞬間、それはコミュニティへの反発と同義だとみなされる。それは、副次的に様々なところに影響を与えるのだ。当然、リアルな仕事の場面においてもその影響は浸食してくることだろう。

 

つまり、そのような仕事とプライべ―トが入り混じった人間関係やコミュニティにはメリットをはるかに上回るリスクが潜んでいると言っても過言ではない。

 

僕も実際に、ある職場でのLINEでつながったコミュニティに入っていた。周囲は活発にコミュニケーションをとっていたが、僕は途中から半ば嫌気が差し、ほぼミュート状態で、ほとんど発言もしなくなった。すると、自然と仕事における関係性まで悪化してしまったという苦い経験がある。

 

そこから僕が得た教訓は、仕事とプライベートにおいて一切の人間関係割り切るということだ。

 

プライベートへの立ち入りを拒否する瞬間は、非常に神経を使うし、ストレスもかかる。

 

しかし、長期的にみれば、忘れた頃にLINEのコミュニティで、何かしらのリアクションをしなくてはいけない場面や、お誘いを受けてしまうストレスに比較したら、数十倍楽なはずだ。

 

だが僕には、過去につくってしまったまだまだ整理をしなくていけない中途半端につながりを持ってしまっている人が一定数いる。

 

もちろん、これは人間関係を軽んじている訳では決してない。

 

どんな人からもつながりから与えられることはあるし、その逆もある。

だが、自分にとってある一定のコミュニケーションをとることそのものがストレスになってしまうような人々との関係を無意味に維持してしまうことはやめていきたいと思っているという話だ。

 

そういった人々との不毛なやり取りは、年末年始のキリのよいタイミングで少しづつ、丁寧に精算していきたいと思っている。

 

そうすることで、日々はより平穏かつ充実したものになると信じて。

 

今週のお題「忘れたいこと」