ウクライナ問題に対して「自分なりの考え」を持つことの重要性について。
これまでこのブログでは、時事問題に触れる機会は少なかったが、まさに今発生しているロシアとウクライナの問題については、単なる時事問題ではなく、世界史上に残るレベルの重大な事件だと理解している。
今、そして将来を生きていく僕らは、この問題に対してしっかりと向き合い、自分なりのスタンスや考えをしっかりと持つことが大切なことだと思っている。
ウクライナ問題に対する僕のスタンス
まず、僕のスタンスについてだが、これは間違いなく、「ウクライナに対する武力侵攻を推し進めているロシア政府を決して許すべきではない」というスタンスだ。
今回のロシアの行為というのは、第二次世界大戦で核兵器の脅威や悲惨さを学んだ世界各国が、戦争を否定し、目指してきた平和への道のりというものを、一瞬にして全否定し、踏みにじったと言っても過言ではないからだ。
ロシア側にとっては、そこに至るまでの様々な歴史的、合理的な理由はいくらでもあるのだろう。しかし、そこにどんな理由があったとしても「武力行使」という最終判断は、決してあってはならないものだと思う。
今の僕にできること
問題の本質を理解すること
この大きな問題を目の前にした時に、一人の人間にとってできることは、そこまで大きくはない。
例えば、現地に行ってボランティアを行くことや、ましてウクライナの戦力に加わるなどということはできない。
でも、全く何もできない訳ではない。それは、いま起こっている問題の本質を理解することだと思う。
テレビでの一面的な報道だけでウクライナが強国ロシアから攻撃を受けて可哀そう。という目の前の感情的な部分だけでなく、ロシアの攻撃の目的や、その攻撃に対してなぜアメリカやEUをはじめとするNATOは静観を続けているのか?まずは、これらの背景を理解することは大切である。
ウクライナ問題を理解することは、今後もし日本の周辺、もしくは日本において、同様の事案が発生した際に、自国に対して正しい政治的判断を求めることができる国民になれるかどうかにつながっていると思っている。
台湾有事や北方領土問題など、ウクライナ問題は決して対岸の火事として片づけられない問題であると認識すべきだろう。
これからの為に僕ができること
ロシアが今回の問題により、各国から経済制裁を中心とした様々な制裁を受ける中で、既に起こっていることや、これから確実に起こるであろうことがある。
それは、ロシアが強みとしているエネルギー資源の価格高騰である。
- ガソリン代
- ガス代
- 光熱費
そして、コロナの影響も相まって、多くの人の生活には、行動的な制約とともに、経済的な制約も加わってくると言える。
つまり、節約需要や既存のエネルギー資源に頼らないものの需要が高まってくるのではないかと思う。
僕にできることは、自分自信の小売業という立場でこの需要に答えることだと思う。
停滞を余儀なくされる世界経済に対して、それぞれの立場で経済を回していくことが、反暴力のメッセージになればと思う。
まとめ
今の僕できることも、これからできることも、直接的にはウクライナの支援にはつながらないかもしれない。
だが、自分の意識や行動の中に、断固として反暴力のスタンスを示し続けることが大切なのだと思う。
それらは広がると、やがて共感となり、世論となり、最終的には国を動かすムーブメントにもなるはずだ。
今回のウクライナ問題を契機に、改めて自分のアイデンティティというものが、日本人でありながらも、全世界における一市民であることを認識するきっかけとなった。