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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

「フリーなはたらき方」から考える自由と報酬のバランスについて。

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「フリーなはたらき方」から考える自由と報酬のバランスについて。

 

フリーなはたらき方とは何か?

 

一言で言うと、「労働の娯楽化、趣味化」だと思う。

 

  • 時間的制約
  • 空間的制約
  • 経済的制約

 

いわゆる会社に雇用される側の人で、上記3点すべてを完璧に満たされている人はほぼいないだろう。

 

自分の好きな時間や空間ではたらくことを優先し、報酬は最低限あればよいと割り切ってコンフォートはたらくケースもあれば、報酬をもらうために、時間や空間は投げ売って劣悪な環境でハードワークをしているケースもある。

 

僕の考える最も理想的なフリーなはたらき方とは、前者のケースに近い。

だが、報酬に対するマインドセットは少しだけ異なる。

 

それは、報酬が少ないものを「仕方ない」と割り切るのではなく、報酬の大小は全く関係ない(もらえなくても良いではなく、適正な金額がもらえればそれでよい)という金銭に対するおおらかな捉え方ができる状態になることだ。

 

それはつまり、お金を得る為にはたらくということから解放され、自分のやりがいや満足の為にはたらくということである。お金に関してはそこに運よく、たまたまもらえてしまう程度で良いのかもしれない。

 

例えるなら、親の安定した仕送りがありながら、アルバイトで余剰のお金が得られる大学生のような状態。かつ、学生アルバイトよりももっとやりがいを持てる仕事ができている状態。というのが、僕の理想とするフリーなはたらき方のイメージだ。

 

しかし、経済的報酬を気にしないなんてことがあり得るのか?

また、それって不安定な非正規雇用のフリーターと何も変わらないではないか?

という疑問や不安も残る。だが、それはたった1つのことを成し遂げることで、完全に払拭される。

 

それは何か?

 

「資産運用による経済的自立」である。

 

つまり、自分の持っているお金にはたらいてもらうことで、安定的な経済的報酬を稼いでもらうのだ。

 

極論、自分は何もしなくても良い。

 

だが、それはあまりにももったいない選択だと思う。

 

人生の豊かさとは、自分が快適に暮らすことももちろんだが、より多くの人に何かを与え、それによって感謝されるという体験が最も価値あるものである思っている。

 

そしてそれが、自分が心から楽しめるものややりがいを感じられるものだったら最高だ。

お金にはたらいてもらうことで、そのようなはたらき方、生き方は決して不可能ではない。

 

また、続けて僕自身が理想とするフリーなはたらき方をする為に必要な「経済的自立」に向けて、いま行っていることを語っていきたい。

 

経済的自立に向けて僕がしていること

経済的自立に向けた前提条件

「年収800万円」

 

これは、一般的に人が生活において金銭的に充足感を感じられる最低限の金額だと言われている。

 

例えば、年収が500、600、700万円の場合、それぞれに生活において必ず何かしらの欠落感が生じる、また同時に年収が上がれば、その分の充足感を得ることができる。

 

しかし、年収800万円で、一通りの欠落感はなくなるのだ。

すると、その後仮に年収が900、1000、1500、2000…と上昇していっても、得られる充足感というのは、そこまで大きくないのだ。

 

つまり、金銭的満足度において年収500万と800万では、かなり大きな充足感の落差があるのに比べて、800万と1500万では、金額的に前者より2倍近くの金額的落差があるにも関わらず、充足感の落差はほとんどないということである。

 

これの意味するところは、僕らは生活において年収800万という金額を手に入れれば、それ以上は必要ないということなのである。

 

そうはいっても、年収800万というのは、簡単に手に入る金額ではない。

まして、それを資産運用で手に入れようとすれば、どうすれば良いのだろうか。

 

資産運用の実績方法について

 

答えは米国株式の運用にある。

 

経済大国であるアメリカの株価は上昇を続けている。また、米国企業の時価総額上位500社をパッケージ化した金融商品であるS&P500の実績を見ても、過去30年以上右肩上がりという安定的な成長を続けている。

 

その米国株式に、資産を投資することで、毎年一定額を切り崩しても、元本割れしない状態。つまり、お金がお金を生む状況を確立することができるという訳である。

 

では、先ほど年収800万円を資産運用だけで生み出す為には、どのくらいの金額を何パーセントで運用すれば良いのか?という話になってくる。

 

それは、2億円を年率4%以上で運用するという方法だ。

 

先に年率4%という話からすると、これはそこまでハードルは高くない。過去の米国株の実績から推測すれば、広く浅く幅広い米国株を購入可能なインデックスファンドと呼ばれるパッケージ商品を購入することで、ある程度高い確率でこの年率は達成できるはずだ。

 

一方、2億円というのは、非常に骨の折れる金額だ。

しかし、これもあくまで夢のような話に聞こえてしまうのも、短期で手に入れよう思ってしまいがちだからだ。

 

この金額を手に入れる為に必要なのは、毎月コツコツと投資にお金を割り当て、時間を味方につけることである。

 

例えば、手取り月収30万円の場合、毎月月収の約50%(15万)を投資に回すことで、運用商品の実績にもよるが、約20~25年という期間で、2億円という数字が見えてくる。

 

年率20%、15万、20年⇒元金:3.6千万、運用実績:2.6億

年率15%、15万、25年⇒元金:4.5千万、運用実績:2.3億

 

(参照:https://keisan.casio.jp/exec/system/1254841870)

 

もちろん、株式投資で得たお金だけでなく、退職金なども充当すればもっと早いタイミングで2億円が達成できる可能性もある。

 

ここで大切なことは、必ず毎月定額を購入し続けること。と、絶対に売らない。というシンプルな2点だけだ。

 

まとめ

ここまで書いて、僕の考えるフリーなはたらき方というのは、それを実現するまでにずいぶんと我慢が必要なものに映ってしまったかもしれない。

 

だが、これは100:0の話ではなく、多少制約のある現在の仕事の中においても、資産形成をしながら少しずつ自由な部分を見つけ、楽しみながら働くということが大切なのかもしれない。

 

雇われていては、100%楽しめないということはない。組織に属するからこそ得られるものもある。だが、経済的自立によってそれだけでは得られない「自由度の高さ」や「幅の広さ」を持ったはたらき方を長期的に求めるというのが僕のスタンスだ。

 

将来的には、自分の好きな時間に気ままに、場所を転々としながら、いろんな仕事をやってみたい。金銭的報酬は関係なく、その体験を大切にしたい。

 

「フリーなはたらき方」というお題からそんなことを感じた。