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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

【社内トラブル】相手に期待しすぎることの危うさについて。

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【社内トラブル】相手に期待しすぎることの危うさについて。

 

社内での社歴やポジションが上がってくると、多少の無理も聞いてもらえるようになってくることがある。

 

例えば、論理的に説明ができないことや、目的が不明瞭な場合の物事でも、ある程度の人間関係を築くことによって、押し通すことができてしまったりする。

 

しかし、そこに胡坐をかいてしまうと、必ず大きな失敗が待っている。

 

それを自分の身をもって感じる出来事が、直近で立て続けにあった。

 

今回は、これからの自分や他の人が同じ過ちを繰り返さないよう、自分への戒めも含めてブログに残そうと思った。

 

 

僕がしてしまったこと

これは僕が担当した会社のおけるあるプロジェクトにおいての話だ。

 

僕の会社において、プロジェクトの計画にあたって、2つの大きな障壁がある。

1つは経費負担部門を見つけることと、その実行部門を見つけることである。

 

そして、今回は運よくそれぞれの部門の責任者に、付き合いの長い後輩と先輩がいた。

 

通常であれば、練りに練る企画書などもすっ飛ばして、昔からのよしみとその場のノリだけで企画を通してしまった。

 

プロジェクトの依頼主である部門長からも、その実行に向けた動きの速さを評価され、そのまま万事うまくいくものと思っていた。

 

後から待っていた失敗

 

しかし、物事は当然そんなうまくは進まない。

僕のつくった杜撰な計画が、社内で正式に承認あれるとすぐに非難が紛糾した。

 

それは無理もない。現在、社内では経費削減の動きは強まっており、一定の効果性が見込めるプロジェクトでなければ、なかなか通過しない。

故に、緻密に自分たちの計画をつくってきたチームや人間たちからすると、僕のプロジェクトが通ってしまうことなど、全く面白くないのだ。

 

その後、自分の所属長の耳にもこの話が入り、経費の効果性について説明を求められたりもした。結局、僕はその説明責任を果たすことができず、詰めの甘さを指摘され、徹底的な修正を求められた。

 

その修正案を経費負担や実行を承諾してくれた付き合いの長い後輩と先輩のもとへ、再度説明にいくと、とんでもない嫌な顔をされた。

 

つまり、彼らは言葉にはしなかったが、こんなことが言いたかったのだと思う。

「お前から持ってきた話なんだから、尻ぬぐいくらい自分でやれよ。そこまで、俺らを巻き込むなよ。」

 

この一件で、彼らに都合よく期待してしまったことが、逆に関係性を悪くしてしまうことにしまった。

 

この失敗で学んだこと

今回の学びは、たった一つ。「大義の無い遂行が目的だけの仕事はしてはならない」ということだ。

 

そもそも、はじまりは上長からプロジェクトの命を受けた時点で、あまり安請け合いしてしまったことが失敗だったと思っている。

 

自分はそのプロジェクトをどんな大義の為にやるのか?それがなかったが為に、魂の入っていない計画や遂行の動きをしてしまったのだと思う。

 

その結果は、ここまで説明した通りだ。

 

会社であれば、自分の意思とは無関係の指示がくることもあるだろう。

しかし、それでもその仕事が最終的にどこに繋がっているのか?ということを考えることで、自分の大義と結びつけて考えることはできるだろう。

 

そこまでの、自分の中で咀嚼し、腹落ちした上でないと、仕事は引き受けてはいけないし、まして人に期待などしてはならない。

 

まとめ

この出来事はしばらく安定していた僕の精神状態にダメージを与えた。

しかし、このブログがあってよかったと思った。

 

口ベタな僕にとって、こんなことを吐き出せる場所はこのブログだけだからだ。

また、こうやって思いを文字にしていくことで、乱れていた心の中が、少しずつ整理され、やるべきことがみえてくる。

 

つまり、書くことに救われたのだと思う。そして、辛いことがあっても、またやって書くことで、頑張り続けることができそうな気がする。

 

そんなことを思ったりした。