自分と他人を比べることの無意味さについて
そこには絶望しかない
他人と比べてしまうことの行きつく先は、そこだけだ。
僕は現在、筋トレに励んでいるわけだが、サウナなどに行く時に、筋肉ムキムキのトレーニーに出会ってしまうと、その圧倒的なまでの差に自分のやっていることが全く無意味なことのような絶望感に陥ってしまうことは多々ある。
しかし当然だが、この比べるという行為は全く意味がない。
なぜなら、人という全体は同じ尺度では図ることができないからだ。
あくまで、僕は体型という点においては非常に劣っていたとしても、それですべてが否定されるわけではなく、別の部分で体型に恵まれた人よりは優れている部分があるかもしれない。
大切なのは、尺度を複数もつということだ。
振り返ると、小中学校というのは非常に「格差」を感じやすい環境だったと思うのだが、それは、運動ができる、勉強ができる、顔がいいといった、非常に少ない尺度しか持つことができていなかったからだと思う。
加えて、他人と比較することではなく、過去の自分と比較することが必要だ。
人が何かを頑張るということは、成長した差分で幸せを感じることができるから頑張ることができるのだと思う。
その差分を最も感じやすいのは、自分しかいないのだ。
まずは、そこで自信をつけることで、他人の状況や状態については、客観的かつあくまで自分とは割り切って観察できるようになると、世の中をずいぶん生きやすくなるような気がする。