一人で抱えることの無意味さ
三人集まれば文殊の知恵
こんな言葉があるように、複数人で思考するということは、単純な足し算ではなく、掛け算的な相乗効果が生まれる。
これに気づくことができたのは、本当につい最近だ。
それまでの僕は、人に頼ることなく、すべての解決策は自分からしか出てこないものだと思っていた。
しかし、自分だけで出す結論は非常に幅が狭く、貧弱だ。
そのような気づきを得ることができた理由は、社内での役職が変わり、自分の考えやアイデアがより多くの人の目に触れるようになったからだ。
そのような状況になり、これまでスルーされていた自分の仕事にも、様々な観点からのツッコミが入るようになった。
その指摘の多くは、自分では考えも至らなかったもので、かつ的を得たものでもあった。
この経験によって僕の意識は変わった。
そして、今ではより多くの意見や指摘というのは、より議論を深めるための新たな視点を与えてくれるポジティブなものであると捉えることができるようになっている。