組織における物理的距離感による齟齬
- 本社と営業所
- 現場と後方
- 営業エリア
ビジネスにおいては、担当するポジションごとに物理的距離感が存在する。
そして、その異なるポジションの人間同士が連携することで、組織というのははじめて機能する。
この連携においては、物理的距離感が非常に重要だと感じている。
物理的距離感の近さというのが、そのまま相手の仕事に対する理解の解像度につながっていると思うからだ。
そもそも、何かを行う時に、相手の事情やキャパシティを考慮したオーダーをしなければ、当然のごとくことは進まないからだ。
例えば、ある部署が繁忙期の時に、重要度が高いものの緊急度が低い仕事をオーダーすることがナンセンスであることは、誰だってわかるはずだ。
しかし、実際の組織において本社から現場へ仕事が降ろされる際には、このようなナンセンスなオーダーが山ほど存在すると思っている。
これは、全体最適という大義名分のもと、物理的距離感による齟齬が正当化されてしまっているに事象にほかならない。
ただし、常に距離を縮めるというのは簡単なことではない。
しかし、足を使うことや対話を行い少しでも相互理解を深めることで、齟齬を無くしていく努力が自分も含め大切なことだろう。