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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

ビジネスにおける数字の引力

ビジネスにおける数字の引力

  • 売上
  • 利益
  • 株価

 

ビジネスというのは、すべてが数字に支配されていると思いがちだ。

ビジネスを行う意味やプロセスよりも数字の結果が重要となる。

 

しかし、本当に数字だけを追いかけ、それを達成した先に、僕らはどこにたどりつくのだろうか。そこに幸せはあるのだろうか?

 

その答えは、イエスでもノーとも言える。

 

例えば、上司から課せられた売上や集客のノルマを達成するために、自分の時間や人間関係を削ってまで、その目標に邁進している人がいるとするならそれは不幸せだ。

 

しかし、自分なりの夢や情熱を持ち、その為に、売上向上や集約に努めているのならば、それは幸せだろう。

 

大切なのは、アートという概念だ。

 

ここで言いたいアートというのは、決して美術や芸術ジャンルだけでなく、論理的に説明ができない自分の情動から湧き出る「成し遂げたい何か」というものをさす。

 

どんなビジネスも出発点は、このアート的な概念より発せられたものだと思う。

 

だが、この概念の意味や重要性について、自分自身や関係性の深いごく一部の人間では共有可能だが、さらに拡大を試みようとした瞬間に、論理的な説明が必要になる。

 

ここで出てくるのが、数字である。

 

アートから生まれた抽象度の高いものを、数字という手段として用いることによって、様々な立場のステークホルダーに対して一定の理解を深め、具体的な投資などの企業成長へ導くのだと思う。

 

そうなると議論としては、決して数字の善悪という二元論的な話ではなく、まずアートが先にあり、その延長上に数字があるという「つながり感」を意識することが必要だろう。

 

この俯瞰的な理解があるかないかで、数字に振り回されて不幸になるのか?はたまた。数字を上手く使って幸せになれるのか?の差が出るだろう。