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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

【Facebook創業者】ザッカーバーグのハーバード大学卒業式スピーチから学ぶ僕らの未来。

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ベビーブーマーやジェネレーションXと呼ばれる戦後から1970年代以前に生まれた世代。

ミレニアル世代と呼ばれる1980年代以降に生まれた世代。

 

この2つの世代の間には、大きな価値観の違いがあると言われています。

 

ベビーブーマーやジェネレーションX世代は、

常に物質的な何かが欠けている時代に生まれました。

 

その時代においては、欠けているものを満たして、

マイナスをゼロにしたいという強烈な上昇志向を持っていました。

 

 

一方、ミレニアル世代に関しては、

生まれた時から既に物質的には満たされている状態です。

当然ですがその状態では、過去の世代が持っていた出世やお金に対する

モチベーションというのは高くありません。

 

このブログの読者の方は、

ほとんどがミレニアル世代の方が多いと思います。

もちろん、僕もミレニアル世代に該当します。

 

ミレニアル世代が直面する問題として…

 

「自分が何をやりたいのかわからない。」

 

これが、一番多くの方が抱える問題ではないかと思います。

正直、自分もまだ見つけられていないと思っています。

 

そして、この問題に大きな示唆を与えてくれるのが、

Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグが、

ハーバード大学の卒業式で語ったスピーチです。

 

この記事では、そのザッカーバーグのスピーチを紹介し、

そこから僕らの未来に向けての生き方について考察したいと思います。

ザッカーバーグの卒業スピーチ

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『今日、私は「目的」について話します。

しかし

「あなたの人生の目的を見つけなさいといった、よくある卒業スピーチ」

をしたいわけではありません。

私たちはミレニアル世代なんだから、

そんなことは本能的にやっているはずです。

そうじゃなくて、今日私がお話ししたいのは、

「自分の人生の目標(意義)を見つけるだけでは不十分だ」

ということです。

僕らの世代にとって課題は、

「“誰もが”人生の中で目的(意義)を持てる世界を創り出すこと」なのです。』

 

 

『この社会を前に進めること、

それが僕ら世代の課題です。

新しい仕事を作るだけじゃなくて、

新しい「目的」を創りださなくちゃいけない。』

 

スピーチから得られる示唆 

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つまり、これまでの世界では「欠落や不満」が常に存在していて、

「不十分な状態を満たさねば」という“人生の目的や意義”というものは、

誰もが持っているもの。

 

しかし、それが満たされてしまったことで、

逆に、“人生の目的や意義”自体の価値を高くなっている。

 

そして、価値を与えることができる人の「存在価値」が高まっている。

という理解ができると思います。

 

実際に、FacebookGoogleは、

この価値提供をすることで、存在価値を高めている企業だと思います。

 

例えば、

 

Google

「世界中の情報を整理して誰もが利用できるようにする」

 

Facebook

「世界中の人々を繋げて、繋がりを密にする」

 

それぞれ上記のようなミッションを掲げています。

 

そして、このミッションこそが、

そこで働くメンバーの“人生の目的や意義”になっていると言えます。

 

“人生の目的や意義”を見出す原動力とは?

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現代の資本主義経済の崩壊と将来について言及している

佐藤航陽氏の『お金2.0』では、

これからの経済は、「儲かること」よりも「熱量」で回っていくと語っています。

“人生の目的や意義”を見出す原動力=熱量

と解釈できます。

 

この書籍では、熱量に関しては5つの要素を挙げています。

 

  1. 共感
  2. 熱狂
  3. 信頼
  4. 好意
  5. 感謝

 

これらのものに人は突き動かされるのだといいます。

 

先述したFacebookGoogleのミッションは、

まさに「共感」だと思います。

 

また、現在活躍しているYouTuberなども、

決して「儲かること」が最優先事項ではなく、

「楽しみながら生きていく」ということモットーにしている印象があります。

 

それがユーザー側にも伝わるので、

そこに「熱狂」や「好意」が生まれて多くの人に拡散され、

結果的に「儲かる」ことができているのだと思います。

 

一方で、「儲かる」ことを最優先にしているインフルエンサーなどは、

この人がおすすめしているものって…

  • 本当に本人も良いと思っているのかな?
  • 本当に普段から使っているのかな?

という疑問が生まれて「信用」が損なわれることで、

結果的に「儲からない」という構造も生まれつつあります。

 

これからの僕らの未来

f:id:seiburo:20200421091219j:plain 最も重要なことは、

個人の内面的な価値が意味を持ってくる。

ということです。

 

これまで会社での肩書に代表されるような外面的なものが

価値を持っていました。

 

しかし、これらは一度会社を去ってしまえば、

それとともに消失してしまうものです。

 

そうではなく、

自分が個人として提供できる価値を持つことです。

 

その為の第1歩は、

自分が情熱を持てるものを発信していく。

ということだと思っています。

 

その情熱から、

共感、熱狂、信頼、好意、感謝

を生むことができれば、それが価値となります。

 

様々なメディアで発信する個人が増えているのも、

その価値の重要性に多くの人が気づき始めたからではないでしょうか?

 

考察

 

僕自身も、ビジネスやマネジメントといった自分の情熱が向けられる知識のシェアを

このブログという場所を借りて実践しているところです。

 

今は純粋に自分のアウトプットの場になっていますが、

長期的には、他者により多くの価値提供ができる場にしたいと思います。

 

また、媒体も多角的に、様々なアプローチの方法も模索していきたいと思っています。

 

この情熱が、一人でも多くの人の価値になれば嬉しいです。