自分の価値観を変えてくれた「複利効果」という考え方。
複利とは何か?
元金(もともとのお金)が100万円あり、この100万円を金利2%(年利)で1年間預金したとすると、1年後には102万円になる。この場合、2万円は、元金に対してついた利子である。この2万円も含めて(つまり102万円を)再び金利2%で1年間預けると、1年後には104万円となるのではなく、104万400円となる。この400円は、利子である2万円についた利子である。このように、利子にもまた利子がつくことを、「複利」という。
引用:https://www.shiruporuto.jp/public/data/vocabulary/yogo/h/fukuri.html
つまり、利子にも利子がつくことで、雪だるま式に利益が増えることを意味しています。
積み立て投資で複利効果を実感。
この「複利」という言葉自体を知ったのが、積み立て投資を始めたことがきっかけでした。
僕は積み立て型の金融商品を3年ほど運用しているのですが、
まさに、複利の効果を実感しています。
最初の一年は、雀の涙ほどの利益しか出ていませんでしたが、
毎月、毎月同じ金額を積み立てていくことで、現在では元本を差し引いても、
かなり大きな金額になっていることに驚いています。
積み立てに関しては、今後も継続していくつもりなので、
さらに大きな利益が期待できると感じています。
複利効果は金融投資だけのものではない。
この積み重ねによる複利効果は、決してお金に関することだけはないと感じています。
例えば、ブログや読書も同じような複利効果を得られることができます。
ブログで感じた複利効果
ブログを始めた初期の頃は、いくら投稿してもアクセス数もほとんど皆無に等しく、
誰からも閲覧されていませんでした。
しかし、投稿を積み重ねていくことで、徐々に何かしらのキーワードで検索対象として選ばれるようになってきました。
そして、あるタイミングを境に大きくアクセス数を伸ばすことができました。
日々のでっこみ引っ込みはありますが、
長期的なマクロな目線で見ると、まさに複利的に右肩上がりに推移しています。
金融投資と少し違う部分は、ただお金を用意してあとはほったらかしというだけではなく、
同じペースで記事を更新し、記事のクオリティも一定以上に保つという部分が、ブログの大変さかもしれません。
しかし、1記事にかかる時間や精神的負担は、記事数が増える度に徐々に減少しています。
つまり、ブログのアクセス数だけではなく、記事作成スキルについても複利的な上昇を実感しています。
読書で感じた複利効果
読書でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
ある分野に関する本を読んでも初めのうちは、何をいっているのか?
さっぱり理解できないことが多いと思います。
しかし、その分野の本を何冊も読みこんでいくうちに、どの本でも大体の場合、大切だと言っていることは似通っていることに気づきます。
そこに、その分野の本質が隠れていると思っています。
つまり、読書に関してもあるタイミングを境に雪だるま式に知識が大きく深まるのです。
そして、派生的に興味関心の分野が広がっていき、より多くの知識を習得することができるはずだと思っています。
まとめ
複利効果を得る為には、まずは量をこなすことが最も大切であることは、言うまでもありません。
しかし、一方でひたすら量だけを追求していくだけでは、自分の描く成長ができないかもしれないという側面もあります。
金融商品でも、日々中身の株の内容の入れ替えが行われています。
目の前のことにひたすらがむしゃらになることも大切ですが、
時には「今やっていることの方向はこっちでいいんだっけ?」と、
一歩引いたところから俯瞰的に自分を見つめなおすタイミングも必要だと思います。
「修正しながら続けていく」そんな姿勢が大切なのだと思います。