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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

新NISAの個人的資産形成戦略

新NISAの個人的資産形成戦略

2024年からスタートする新NISAだが、ようやく重い腰を上げて、自分なりの情報収集と整理を行うことができた。

 

すでにつみたてNISAを運用している僕にとっては、23年度中にある程度の方向性を決めておくということは非常に重要なことである。

 

今回は、自分の中で決めたことの備忘録もかねて、ここに書き残したい。

 

まず、新精度の最も大きな3つのポイントから確認したい。

 

  1. 投資枠は1,800万円(うち1200万が成長投資枠)
  2. 年間の投資上限度額は360万円(成長投資枠は240万円、つみたては120万円)
  3. 非課税期間は永久(売却すると非課税枠は復活)

 

僕がニュースなどで聞いた第一印象では、新制度で投資枠が大幅拡大したことで、月々のつみたて額もその分、大幅に増やさないと損してしまうのでは?という不安に駆られていた。

 

しかし、内容をしっかりみていくと、そこまで無理をしなくても損をすることは全くないということがわかった。その理由として、投資枠が増えていることと連動して、非課税期間も伸びているという部分に着目したい。つまり、焦って年間上限の360万という金額を投資に回す必要は全くないということだ。

 

また、成長投資枠という個別銘柄等まで購入できるやや上級者向けの投資枠も新設されているが、これも1,800万円の中で必ず使わなくてはいけないものではなく、あくまでつみたて投資だけで投資枠を使い切ることもできる。

 

そうしていくと、現状で年間投資枠40万の上限までつみたてをしている30代の自分としては、60代までの30年間でゆっくりと安定的なつみたて投資で投資枠を埋めていければとよいと思った。

 

つまり、30年で1,800万の枠を埋めていくので、年間60万。

現在が年間40万なので、買い増す必要があるのは月々の差額で16,666円だ。

 

巷では、既存の投資信託や貯蓄型保険を解約して新NISAに移行するテクニックも多数紹介されているが、僕としては、月々1万6千円ちょっとの投資で、不安のない老後資金を形成できるのであれば、慌てて大きな動きはせず、資産は分散して保有しておくのが賢明だと感じている。

 

また、狙う銘柄だが、現在はほとんどを全世界株式においているので、米国株を取り入れてもいいかもしれないと思っている。

 

どちらにせよ、未来の自分だけでなく、いま目の前の自分にもしっかりお金を使ってあげること。その両者のバランスをどこに置くかということは、このようなタイミングで常に考えるようにしなければいけないと思う。