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30代ビジネスマンの備忘録。 マネジメントやマーケティングに関するビジネススキルや、サウナ、ウィスキー、時計などの趣味について。

僕が大好きだった動画見放題サービスの解約に踏み切った理由について。

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僕が大好きだった動画見放題サービスの解約に踏み切った理由について。

 

Netflix、Hulu、Amazon Prime…

 

様々な動画見放題サービスが溢れています。

 

これらのサービスが登場し始めた当初は、僕にとっては衝撃的でした。

 

週3回は仕事帰りにTSUTAYAに通って、レンタルDVDを借りるのを楽しみにしていた人間だったので、それと同じ体験が家にいながら出来ることにとても興奮していたのを覚えています。

 

  • 海外ドラマを制覇したい。
  • シリーズモノの映画を制覇したい。
  • 監督縛りで映画を制覇したい。

 

こんなワクワクが止まらなくて、割と早い段階から動画見放題サービス、いわゆる動画サブスクに課金をしていました。

 

しかし、ある時から急に物足りなさを覚え、現在では買い物でも使うAmazon Primeだけは残して、すべての動画サブスクを解約してしまいました。

残しているAmazon Primeでさえ、ほとんどプライム動画の視聴はしていない状況です。

 

今回の記事では、なぜ自分の動画視聴に対するモチベーションが下がってしまったのか?について、考察していきたいと思います。

 

上がっている時間の価値

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僕らが1日に与えられた24時間という時間は、昔も今も変わりません。

一方、その限られた時間の中で得られる情報量は、たった数年前と比べても膨大に増加しています。そして、人が一定の時間に吸収できる情報量も限られています。

 

その意味では、今僕らに一番足りていないのは時間であり、

時間の価値は情報量が増えるのと比例して上がってきていると感じています。

 

つまり、イマ目の前の1時間をどう使うかという選択が、非常に重要になってきているということです。

 

ですが、そのような状況の中で何も考えず暮らしていると、ほとんどの時間を「余計な情報のインプット」に使ってしまうことになります。

 

人は気づかないうちにどんどん受動的な方向に傾いてしまいます。

 

しかし、今も含めこれからの先の見えない時代を生きていく為に求められるのは、受動の真逆で、自分で何かを生み出す能動的な人間です。

 

能動的になるということは「情報をアウトプット」する立場になるということです。

そして、アウトプットにはそれなりに時間が必要とされます。

 

時間の価値が上がっていく中は、どうやってインプットの時間を最小に抑えつつ、アウトプットの時間に最大限使うのか?ということが、大きな課題であると感じています。

 

その中で、選別もせず「あなたへのおすすめ」で提示される映画をひたすら消費し続ける自分の時間の使い方に対して、疑問を感じたのです。

 

下がっているコンテンツの価値

f:id:seiburo:20200801080437j:plain一つの事を知りたいと思った時に、用意されているオプションが過去にはせいぜい2つか3つの中から選べばよかったものが、今や100や1000用意されています。

 

その中から自分にとってベストだと思える選択は何か?

と問われた時に、即答できるでしょうか?

 

僕はその選択がかなり苦手な方だと思っています。

 

失敗をしたくないからと、膨大な数の選択肢をちょっとずつつまみ食いしてしまったり、悩みに悩んだ末に何も選ぶことができなかったりします。

 

結果、どういう行動に至るかというと、

そのコンテンツの要約やダイジェスト版を見たりして満足してしまっています。

 

つまり、選択肢が増えすぎたことで1つのコンテンツをしゃぶりつくすという機会も減ってしまいました。

 

結果的にそれは、数は消化できても、自分にとっては価値のあるコンテンツとしては、何も意味あるものとして残らないということになってしまいます。

 

結論

ここまで語った限りのある貴重な時間を、価値のあるインプットに使う。

ということに重要視する場合、僕のたどり着いた結論は、「選択肢を減らす」ということです。

 

サブスクの課金分の元を取ってやろうとか、今月は何本制覇。

ということはあまり意味のないことだと思います。

 

必要なことは、お金を払ってでも厳選された価値のあるものにじっくりと時間を使うということだと感じます。

 

だから、僕はほとんどのサブスクを解約し、関心を持った映画は映画館に足を運んだり、1本単位でダウンロードするようになりました。

 

時代に逆行するようなスタンスですが、これが今一番ベストな自分なりのインプットの方法だと感じています。