重箱の隅をつつくような指摘を繰り返す上司を反面教師に学んだコト。
「え?キミそんなことも知らないのか!ダメだねぇー。」
社内の非常に小さな暗黙のルールを僕が知らなかったことについて、鬼の首を取ったかのように威張り散らす上司。
僕の数年前の上司です。
とにかくプライドが高く、ほんとに些細なことでいちいちマウントを取ってくるようなタイプの人でした。
どこの職場にもいますよね?
でも、このようなタイプの人は、これからの社会を生きていく上で絶対に損をしていると思います。
今回の記事では、その理由について上司を反面教師にしながら、僕の考えていることをお伝えしたいと思います。
重箱の隅をつつくような指摘を繰り返す上司の心理
謎のあるべき論
- 上司の言うことは絶対。
- 部下に舐められたら終わり。
特に年功序列が色濃く残っていた時代からのサラリーマンはこのような意識が強いと感じます。
そのような環境で育ってきた僕の上司は、年上には絶対服従です。
一方、年下に対しては、どんな扱いをしてもよい、むしろそれに従うことが部下の成長である。と思っているであろうことを発言や行動の節々に感じていました。
謎の開き直り
自分が知っていることについては、些細なことでも大袈裟に指示をする一方、自分が知らないことに対しては、急に開き直りを始めます。
僕の上司の場合は、PCスキルが悲惨なくらいありませんでした。
特に会社でWindowsのoffice365が導入された時は、付きっきりで設定の面倒を見なければいけないという悲惨な経験がありました。
- 年下はITリテラシーがあって当たり前
- 自分は新しいことは知らなくて当然
こんな姿勢で、ググれば3秒でわかるようなことを、
「おーい、これどーすんの?俺わからないから!」
デスクにふんぞり返って、僕を呼びつけるのでした。
自分は絶対こうなってはいけない。そんなことを強く感じた経験です。
自分が上司だったらどう対応すべきか?
自分の目指す姿を正しく認識する。
人は環境に左右されやすい生き物です。
僕の上司がそうだったように、年功状列の世界で生きてきた人は、
その環境が正義となり、それが人格になります。
一方、現在はフラットな関係性を目指そうという風潮が社内でも強いです。
この考えを否定するわけではありませんが、本当にそれが正しい選択なのか?
と周りの風潮に流されるのではなく、そこは踏まえながらも自分のスタンスというものを確立していくことが大切だと思います。
それは、会社の方針が変わるたびにコロコロと意見が変わる人より、
一貫してブレない軸を持っている人の方が信頼できると思うからです。
知らないことはまずは自分で調べる
自分で調べることは、それが身につくことにつながります。
人に聞くことは間違いではないと思います。
しかし、全く何も知らない状態から聞くのと、
ある程度下調べをした上で人から聞くのとでは、
理解度に雲泥の差が出ることを実感しています。
一方、知らないことはすべて自分で調べなければいけないということではなく、
その場限りだけで必要なことや専門的すぎることは、割り切って任せてしまうという時間効率的な側面の考え方も大切です。
自分の仕事で必要な知識やスキルを正しく見極めた上で、何が自分にとって必要であるかを認識することが大切だと思っています。
年下に対して学ぶ姿勢を持つ
テクノロジーの発達の流れはとても速いです。
僕の上司が、デジタル関係の業務をすべて丸投げしていたように、その速い流れについて行く為には、ある程度の若さも関係してくると思います。
そうした時に、自分もその流れについていけなくなるリスクは認識しておかなければいけません。
また、その時には部下に対して謙虚に教えを乞うという姿勢を忘れてはいけません。
プライドが邪魔をして謙虚さを無くしてしまうことによる人間関係の溝は、修復に時間がかかります。
まとめ
- 役職
- 年齢
- 過去の実績や経験
そのようなものから生まれるプライドは1円の価値もない。
そんな風に思います。
いかに前を向き、常に「これからどうすべきか?」そんなマインドを持ち続けることの大切さを、プライドを守る為に重箱の隅をつつくような指摘を繰り返す上司を反面教師にしながら学ばせてもらったと感じています。